夜9時になっても昼のように明るい
けれど気温は低く
冬の寒さだった
別の場面
無くした車に乗っていた
自分でいつの間にか買ったんだろう?と思っている
運転席に座って外を見ていた
2005年01月26日(水) |
ポットのお湯が冷めるまで |
インスタントだけどコーヒーでもどうかな? ドリップやエスプレッソより香りは劣るかもしれないけど、味はそう悪くないと思うよ。 砂糖の甘みじゃなくてミルクの甘みを出るようにあんばいしてやれば。
どう? 冷めにくいように、初めにカップに湯通ししてあるんだ。 猫舌の人には余計なお世話かもしれないけど。
量少ない? カップを小さめにしてるんだ。暖かいうちに飲み終わった方が良いだろ?冷めたホットコーヒーほど不味いものは無いからね。 小さくても、ほら。おかわりはすぐに作れる。
小さい頃に観ていたアメリカのドラマに冒険野郎マクガイバーってのがあってさ、どんなシーンだったか忘れたけどマクガイバーがコーヒーを差し出すシーンがあるんだ。 「鉛が溶けるほど濃いコーヒーだ」ってセリフと一緒にね。 そのセリフを気に入って、小さい俺はやったらと濃くしたコーヒーをこれがカッコイイんだって飲んでた。 味もわからないくせにね。 でも、今思い出しても、やっぱりあのコーヒーは美味しかったと思うんだ。それで今でもたまにすっごく濃いコーヒーを作ったりするんだけど、なかなかあの味は再現できないんだなぁ。
ん? 千葉限定のMAXコーヒーが忘れられない?
はは。あれもやたらと飲みたくなる時があるね。
多分、思うに。
誰と味わったかにも拠ると思うんだ。 何気ない缶コーヒーでも、冬の寒空の中、恋人と一緒に手を温め合いながら飲めば忘れられない味にならないかな? 好きなバンドのチケットを買うために徹夜した時に食べた肉まんとか、野外バーベキューのあのビールの旨さ。 ちょっと違うけど映画ん中ではさ、プルタブの輪っかの部分とか、ネジを押さえるナットが婚約指輪になったりするんだよ。冷静に考えると滑稽だよね。 あれってその恋から冷めたら、絶対無造作に捨てるよな?
捨てられないかも?
ん。
そうかもね。 そこに思い出が詰まっちゃってるか。
俺は、そだなぁ。 そうだね。捨てられないかもしれないけど、思い出が苦しかったらさっぱり捨てちゃうと思うよ?
でも良いんじゃない?重荷が一つくらいあっても。 たまに引き出しの奥から取り出してさ、眺めてひたって。
そろそろ迎えは大丈夫?
多少の準備は必要だけど、こんなコーヒーで良ければいつでも用意するよ。 俺もこんな時間好きだし。
それじゃ、また。
またね。
うん。
冷めたお湯で作ったコーヒーはやっぱり不味い。 特に誰かがさっきまで居た部屋で飲むこいつ。
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