台所のすみっちょ...風子

 

 

下着。 - 2006年02月01日(水)

皆さん、もしお時間があれば、昨年の9月15日の

日記をご覧になっていただきたい。

内容は「下着泥棒」であった。

私の可愛い水色のパンティー盗まれた話である。


その時の私の怒りと恐怖は物凄いものがあった。

だが・・

パンティーがあった。


引越しの際、ダンボールに下着を詰めていたら、

タンスの奥から水色の、明らかに盗まれていたと思っていた下着が

「やあ!ひさしぶり!」みたいな感じで出てきたのである。

盗まれてなかったと判った瞬間、「ほっとした・・」というより、

女として見放されたような気がしたのは、自分でも不思議な感情であった。


その日、帰って来た旦那に早速そのことを言った。

「あのさ〜・・下着あった・・・」

それを聞いた旦那の瞳は・・・


だからよせって。

その「おまえのなんて誰も盗まね〜よ」というような眼差しは。


おしまい。



...

社長〜。 - 2006年01月30日(月)

ここへ引越して来て2ヶ月が経つ。

検討に検討を重ねて買ったマンションだったが、

誤算だったのは、住民の皆様が「おしゃれさん」ということ。

会う人、会う人、例えば、「僕は広告代理店に勤めてます」とか

「丸の内でOLやってます」とか「夫婦そろってデザイナーです」

みたいな方々ばかりで、

私のようにジャージの上からコートを羽織って、

すっぴん顔で買い物に行くラフなヤツなどいない。


そして、もう1つの誤算。

それはこの地域が「寒い」ということだ。

あんまり寒いので、今まで住んでた都心と「Yahoo天気」で比べて

みたら、気温差は2度もあった。


そこで、年末に帰省した折、実家から「どてら」を持って帰ってきた。

綿のたっぷり入った、赤地に白い花束の、とび柄がかわいらしいヤツだ。

赤いどてらを身にまとった、雪ん子のような私に旦那が呆れ顔で言う。

「おまえね〜、ここはド田舎じゃないんだから。恥ずかしいだろ〜
 だいたい、うちのマンションでそんなの着てるのおまえだけだぜ、絶対!」


「恥ずかしい」などと旦那が言うのももっともである。

だが、その数日後、旦那の口から意外な言葉が飛び出した。

「さ、寒い・・・どてらって暖かそうだね・・」


早速、実家から前に父が着ていた、地味なペイズリー柄の

どてらを送ってもらった。

息の付く間もないほどのペイズリーで埋まっているどてらである。

それを着た旦那は、でかい体がよりたっぷりなって、

すっかりパイプの似合うおっさんになっている。

まるで、裸一貫で会社を興した建設会社の経営者みたいだ。


ここ最近、彼は我が家で「シャチョ〜〜!」と呼ばれている。


おしまい。


...

駅。 - 2006年01月29日(日)

うちの最寄駅は地味〜なローカル色満載の駅である。

大きな駅と駅の間に挟まれたチビっこである。


都心から家に帰るときには、手前の駅で「各駅停車」

に乗り換えが必要で、昨日もそうした。


「各駅停車」はいつもすいている。

土曜日の昨日も週末だというのに人はまばらで、私の車両で10人ぐらい。

ほんの少し前までのあの都会の喧騒がウソのようだ。

車窓から見えるのどかな風景は私をホッとさせてくれる。

でも・・だからといって・・

駅に着き、降りようと最初の一歩を踏み出したその瞬間、

「ブッ!」と

かなりの音と勢いで

屁をしてしまった自分を、

どうかと思う。


おしまい。


...




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