written by 田村 MAILHOME
#レコード輸入権
2004年05月15日(土)

しまった。
しばらく情報収集を怠っていたところ、ひどく嫌な事態になっていた。怠った自分が悪いのは明らかなのだが。

タイトルに興味を持たれた方、まずはこちらを。
リンク先は少々アレな雰囲気だが、レコード輸入権について非常に分かり易くまとめられている。
萌えクリ プレビュー 特別編〜レコード輸入権ってなに?〜

規制の対象となりうるものは
1.邦楽CDの逆輸入盤
2.日本盤の出ている洋楽CDの輸入盤
(影響範囲についてはOTO-NETAさんがより詳細な図表でまとめられているので、是非あわせて参照いただきたい)

法改正された場合、最悪、高価な国内盤のCCCDしか選択権が無くなるのである。書きながら気付いたが、最早選択権とはいえない。

法案は1の洋楽CDの逆輸入盤の規制をメインとし、2の日本盤の出ている洋楽CDの輸入盤については文化庁もレコード協会も「やらない」という説明をしているが、法的にいつでも規制可能な環境が整ってしまうこと自体が問題なのではないか。「やらない」なんて保証がどこにある?CCCDあわせ、音楽を取り巻く環境は悪化する一方だ。

インターネットの普及で今まで考えられなかった新しく画期的なことが次々と可能となっている(勿論責任が伴うが)のに、まさかそれに真っ向から逆行するような前近代的な法案が、説明不足なままでまかり通ろうとしているとは。このまま順調にいけば、早ければ2005年1月1日より施行されるということだ。鎖国なんかしてる場合じゃないだろう。

いっそがんじがらめの環境にして、音楽業界を一気に衰退させてしまうのもいいのかも知れない。そこから革命的な何かが生まれるかもしれないからだ。しかしそんな後ろ向きな姿勢でいいのだろうか?なんて馬鹿馬鹿しいんだろう。ただ音楽を楽しみたい人にとっては、迷惑以外の何者でも無い。

今更気付いても遅いのだろうか。ただ、一人でも多くの人に知っていただきたいと思い、紹介した。今後も引き続き関心を持っていきたい。


勉強させていただきました
音楽配信メモさん
OTO-NETAさん
いかんともしがたいさんの輸入権:還流防止から洋楽輸入禁止への流れ
Dubbrock's Dublogさん
先見日記さんの坂本龍一さんのページ



#昨日は記念日だった
2004年05月10日(月)

気がついたら昨日は当サイト開設記念日だった。おめでとう、自分。ありがとう、自分。

いつも立ち寄ってくださっている皆様、皆様のおかげで当サイトは満5年を、プジョーは満3年を、私は満26年と6ヶ月を、祖母に到ってはなんと満77年と11ヶ月を何事も無く無事に迎えることが出来た。満78年だったろうか。皆さん、本当にありがとう。何事もなさすぎて危うく忘れるところだった。母の日は「あい・でぃー」と、みんな、憶えておこう。何の役にも立たないが、皆さんの人生がほんの、本当に少し、わずかに、微弱に、ちんまりと、ミジンコほどの大きさで、希望に満ちたものになるはずだ。だといいな。哀しくなってきた。

ここに到るまで、苦節苦難に満ちた、本当に、いや本当に(本当です)、長い長い道のりだった。長すぎて更新も忘れるほどだった。3ヶ月放置なんて平気だった。いや、本当は良心の呵責に苛まれていたのだ。皆が、皆が更新を待っている。のに、書けない!ああ、書けないのだ!分かっていただきたい。そもそも誰がカウンタを回しているのだろうか。小人さんか。

ともあれ、(うちはさておき)サイトを維持することは本当に難しいのである。月日が経つにつれ低下していくテンションとネタと更新頻度、そのうち自分が何故サイトを運営しているか分からなくなってくる。管理人は疑問を持ってしまうのだ。そして自分探しの旅に出た挙句、そこで気付く。個人サイト運営は実はまったく意味が無い、と。

そうなると後は苦行のようなものである。ただ淡々と更新を繰り返すか、他にもっと有意義な事に時間を使うか。後者が賢明なのはまず間違いなく、ある人は読者に戻り、またある人はネットから離れ、多くの人がサイトを閉鎖する。

では、それでも維持運営を行う人は一体なんなのか。マゾなのである。見返りを求めずひたすら更新するその姿は一見ストイックなように映るが、その実は自分を追い込むことで快感を得る変態なのだ。長年続いているサイトの管理者は全員揃ってマゾだと思っていただいて一向に構わない。つまり、インターネットはマゾ集団で構成されていることがここに証明されたのだ。なんて怖い世界なのだろうか、インターネットは。ちなみにうちは6年目と微妙なお年頃だが、管理人は程良くサボって追い詰められていないため、この論理には当てはまらないことを追記しておく。言い訳しているわけではない。

なんだか今日は言い過ぎた気がするので、怒られる前に謝っておこう。ごめんなさい。謝りついでに言っておくと、きっと6年目もこんな調子だ。少しは成長したい。



#リリー・フランキー
2004年05月09日(日)

もうゴールデンウィークも終わったというのに、なんだろうかこの寒さは。未だにユニクロのフリースを愛用している。

薦められて、リリー・フランキー著「誰も知らない名言集」を読んだ。

際の際まで追い詰められた人たちから吐き出された珍妙セリフをひたすらに紹介していく、世の中にはかくも色んな人が居るものだと改めて思い知らされる一冊。読後の爽快感など皆無。いや、紹介される人およびエピソードのほとんどが変態もしくは下ネタのいずれかでカテゴライズできるため、違った意味での達成感はある。かもしれない。

どれもまともに読んだらツラそうな内容ばかりであるが、全ページが一見意味があるようで実はまったく無意味な、ともすれば「だから何なの?」の一言で片付けられてしまいそうな文章で綴られており、その一点が私のツボにヒット。うちのHPとコンセプトが同じじゃないかと勝手に共感して読み終えてしまった。

「意味がありそうで実は何もならない」なんて素敵じゃないか。あくせくして余裕の無い毎日、せめてくすりと微笑むことの出来る一瞬が欲しい。そう、リリー・フランキーもこのHPも目指しているところは同じ、つまり忙しすぎる日本人に束の間の清涼感と微笑みを与えることなのだ。一生懸命読んでくれたけど実はまったく意味が無いんだよ、と言われれば、あまりの馬鹿馬鹿しさに清々しさすら憶えるだろう。同時にいかに意味のあるものに囚われ続けていたかという事実に気付くことができるのだ。そう、今という時代は有意味という言葉の下に縛られた現代版マトリックスなのだ!こんなもんでいいだろうか。

下ネタだの変態だの無意味だの散々なことを述べてしまったが、実は読んでためになったこともある。世の中上にも下にも色んな人が居るのだが、案外自分は普通の人間なんだなあと安心できると同時に、細かいことにくよくよ悩んでいた昨日までの自分を笑い飛ばせることである。明日も元気に頑張ろう。

本当は、日常発せられては消え行く名言とそれにまつわるエピソードから、人間の奥深い部分の行動原理を解き明かしていく、という命題があるのかもしれないが、なんだかあまり深く考えすぎても思うツボのような気がするので止めておく。見方を変えれば色んな見方が出来てしまうのは何でもそう。


東京電力のSWITCHキャンペーンのCMは、なんだか妙にエロいような気がする。



#街で見たヒュンダイ
2004年05月08日(土)

死ぬほど頭が痛い。死ぬほど胃が気持ち悪い。今日はもう、ダメ。
久し振りの飲み会だったので張り切ってしまった。別に年甲斐も無くはしゃいでしまったとかそんなわけではないのだが、少し頑張ってしまったようだ。
里芋がおいしい、ジャガイモがおいしい、焼き鳥がおいしい、手羽先がおいしい、トマトがおいしい、胡麻豆腐がおいしい、サワーがおいしい、ワインがおいしい、ああん、もう!その行き着く先がこんなである。かわいい子ぶってる場合じゃないのだ。


見慣れない形のクーペが赤信号で止まっている。うーん、この車は?LEDで構成されたテールランプが特徴的だ。トヨタのようなロゴだが微妙に違う。

楕円にHのマーク、よくよく見るとヒュンダイであった。CM以外で見たのは初めてだったので思わず見入ってしまったが、そういえばどこで買うのだろう。この近辺にディーラーはあっただろうか。と思いHPで調べてみると、販売所は浜松にあった。近そうでいて遠い。

ここ最近ヒュンダイのCMをよく見かけるのだが、見た限り出演者はすべて外人だ。ブランドイメージの向上のためかもしれないが、「韓国の企業が日本で販売拡大するためCMでどちらの国ともまったく関係無い外人を起用する」というのは、なんだかよく分からない。
(最近はそうでもないが)白人を多用しているホンダも同じことが言えるのかもしれない。外人へのコンプレックスのある(としよう)日本人への訴求力をさらに高めるという効果もあるだろう。ただし、それは「国内で既に浸透していて」「同じ立場(日本)である」ホンダだからこそ効果があるんじゃないだろうか。

「(海外の企業であり)立場が違う」「(現時点での日本における)認知度はそれほど高くない」ヒュンダイが今の路線を取るには、あまりに落ち着きが悪い気がする。せめて日本人や、それか日本でも馴染みのある韓国の有名人などを起用すれば良かったのに。今話題の韓国ドラマにでている人とかを。まずは親しみ易さからだと思うが、いかがか。

そういえば話題の韓国ドラマはテレビやら本やらで一生懸命取り上げられているのだが、以前チラッと見た限りでは「男性の髪型が皆90年代前半」というところばかり気になってしまい、内容がまったく頭に入ってこなかった。
熱烈なファンは一体どこにいるのだろう?と思っていたら、うちのおかあさんが大喜びで見ていた。こんなに近くに居るとは思わなかった。



#送別会
2004年05月07日(金)

送別会でした。

連休明けの仕事で疲れてる上、空きっ腹にアルコールだったのでちょっとの量で響く響く。
あ、ワインですか。ワインはちょっとアルコールきついですからね。お値段は?え、6,000円?いただきますって。うーん、濃い味ですね。え、深い味わいって言うんですか?じゃあ深い味わいですね。もう一杯いただけますか。

ひたすらに眠い。いや眠くないって。寝てないよ!ぐー。
普段ならば寝ても若干の記憶があるのだが、今回は熟睡でまったく憶えていない。
ああ、よく寝た。あれ、人が増えている。あれ、席が替わっている。

おっさん、もう帰るよ。未練がましい目で見ない。お誕生会しますから。さくさく帰りましょうよ。帰り際に電話するなって。いやもう寝るんですから。明日研修でしょう。お誕生会しますから。もう家着きますし。帰りますって。

今日はここまで。




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