written by 田村 MAILHOME
#引き続きCDを買ってしまったのですが。
2005年01月16日(日)

勢い付いてまたCDを買ってしまった。お金がまったく貯まりません。

"master piece(通常盤)"(pre-school)
インディーズ時代の作品も含めた22曲から成るベスト盤。往年の名曲である「A SAD SONG」や「DAZZLE,CANOPY,POSER」、「LINES」、「depends」などが揃っていて満足できる一枚。もう一枚のmasterpiece2があれば、王道のロックであった初期からディジタル化していった解散までの作調の変遷もつかめてなかなか興味深い。pre-schoolの入門用としても、この2枚はお勧め。
彼らの作品はどれもポジティブでポップでキャッチーなのだが、何故か背後には腹黒い何かがいつも見え隠れしていて、いちいち裏側を深読みしながら聴くと尚一層面白い。ひねくれ者なんだと思う。


"coup d’Etat(クーデター)"(Syrup 16g )
これまで散々イエモンに似てる似てるとひとりで大騒ぎしてきたのだが、これはほとんど似ていなかったので、もしかしたらHELL SEEだけだったのだろうか。まだ一回聴き通しただけなので、感想を述べるには至らないのだが、これはこれで面白そうな作品であった。



"Absolution [FROM US] [IMPORT]"(Muse )
3rd。ロックとクラシックの融合したダイナミックな展開をとんでもないテンションで演奏していた1st、2ndと比較すると、もう少しクラシック寄りになって大人になってまとまった印象。それでもマシューの中の人のオペラのような高テンションなボーカリゼーションとか打ち込み過ぎ・弾き過ぎな演奏とかベタ過ぎるドラマチックな展開とか、バカ要素は健在。


"MUSE"(Angelina)
AmazonでMUSEを検索したら引っ掛かり、なんとなくジャケ買い。よくあるR&B系のアイドルの流行りっぽい感じの人かなあ、少しでも渋めだったら御の字か、と思っていたら、届いて聴いてみると結構エグい歌い方をしていて椅子から転げ落ちそうになった。こりゃ流行らない。ロックであったりジャズであったりヒップホップであったり、多彩でいてどれも力強い。もう少し聞き込んでみたいと思う。



髪の毛に困る。
薄くなってきたとか白髪があるとかそんなではない。私の髪の毛は強烈なクセっ毛でいわゆる天パーなので、長くなると本人の意向に反してうねうねになりとんでもないことになり、朝起きたての姿など人様にあまりお見せできない。

ここ最近散髪をサボって結構なロン毛になってしまい、何とか整えようとするも襟や裾はすごいことになっていて、内緒であるが実はちょっと収拾がついていない。

さてそろそろ切らねばと思いつつも、案外長いのも悪くないかもなどと迷っていたところ、会社の後輩であるO林女史に「アーティスティックな髪型ですね」とご大層な感想を頂戴してしまった。そんなに鬱陶しい髪形をしていただろうか。ちょっとあんまりだと思う。



#オレンジの人たち
2005年01月14日(金)

インサイター経由でこちらにたどり着く。
成る程成る程。


いちいちあれがパクリでこれがパクリでないなどと言い出したら、胸を張って世に出せない曲など腐るほどある。ここではパクリかどうかが問題ではなく、パクリ方がさていかがなものか。要は節操がない。

私は彼らの曲はCMで聞いたことがあるのみで、ほとんど知らないが、聞いて伝わってくるのは、記憶から5秒で跡形もなく消え去るその軽さだ。楽しくノリの良いモテ系の曲が楽しめない私は随分と損をしていると思うが、それでも彼らは受け容れ難いのだ。Rock is not here.


などと、ふふんと思って彼らのインタビューを見てみると、なんとまあ開けっぴろげで節操のないこと。成る程、節度やらなにやらでがんじがらめになった頑固者は、損をするわけだ。ここまで言い切られると、これはこれで好き勝手行ってください(注:誉め言葉)とちょっぴり見直したのだが、それでもやっぱり私の線と彼らの線は、何をどうやったって永久に交わらないんだろうな。とにかく、好きな人も嫌いな人も、頭を柔かくした方が良い。



#Syrup16gとTHE YELLOW MONKEY
2005年01月12日(水)

Syrup16gの「HELL SEE」にすっかりはまっており、エンドレスで聞いているのだが、これがかなり出来が良い。アマゾンのレビューには部屋の電気を消してヘッドフォンをつけて聞くのが良いとあるのだが、とんでもない、通勤中の車の中で大音量で聞いている。晴れ晴れとした空の下で暗い曲を聴くのが案外悪くない。いやそんなに暗いのかと言われるとまあ確かに明るいとは言い難いのであるが、機会があったら是非お聞きいただきたい。


先日の日記ではTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉と声が似ていると書いたが、どうもそれだけではないようだ。吉井和哉は自身の抱えていた焦燥や絶望、諦めと言った負の感情を楽曲に流し込んだように、Syrup16gもその感情を楽曲に流し込んでおり、それはTHE YELLOW MONKEYの「天国旅行」だったりSyrup16gの「パレード」だったりするのだが、アプローチは違うものの、根本的なコンセプト自体も近しいものがあるのではないだろうか。

ただ、吉井和哉は負の感情を歌うが、それと同じくらい希望の歌も歌ってきた。「人生の終わり」では「ロックンロールに希望なんてない」と言いながらも、「サイキックNo.9」で音楽の持つ強靭さで世界を変えることができると言い、「rock star」では自らを公衆にさらけ出す道化になることを望んだ。希望も絶望もないまぜにしながらも活動し続けた強さがあった。そのおかげで、彼らはどの作品でも常に不安定で、常に迷走していて、聞いているこちらまで心配に成る程だった。

果たしてSyrup16gはそういった強さを併せ持っているだろうか。本作品に限って言えば、歌われているのは負の感情が大多数なので微妙なところである。絶望の中から見出す希望のように、マイナスとマイナスをかけてプラスになることもあるのだが、それではあまりにも勿体無い。マイナスからのアプローチだけでなく、プラスからのアプローチが出来るだけの強靭さがあれば、もっといろいろなジャンルやステージ、リスナーに対して活動できるのではないだろうか。彼らがマイナスだけでなく、真正面からえぐり出してプラスの歌を歌ったときが、本当に面白いのかもしれない。


ここまで書いて、彼らはTHE YELLOW MONKEYもそうだが、SOPHIAの個人的名盤である「マテリアル」にも通じるものがあるような気がしてきた。しかしその後のSOPHIAの方向性はあまり好きではないので、やはりイエモンに似ていることにしておこう。


ちなみに本作品の#7「(This is not just)Song for me」から#8「月になって」#9「ex.人間」、#15「パレード」は絶品。その上、吉井和哉の声になんとなく似ているので、私個人は大好きだ。好みはあるものの、捨て曲はないといっても良いと思う。



"masterpiece2~The Best of pre-school~"(pre-school)はびっくりした。Pre-schoolの前期作品と言える「this album」のみ所有していたので、ベスト盤である本作品も当然ゴリゴリのロックミュージックで構成されているかと思いきや、彼らは後期からエレクトリカルな方向に突き進んでいったらしい。本作品は中盤からいきなりディジタルサウンドになってみたり、終盤は4つ打ちのハウスになってみたり、pre-schoolを聞いているのかsupercarあたりを聞いているのかMONDOGROSSOを聞いているのかよく分からなくなってきたが、彼らの懐の広さというか振り幅の広さに感心しっぱなしであった。これほど多才なバンドであったのかと、リアルタイムで聞いていなかったことが非常に悔やまれる。



ここ半年ほどまったく連絡の取れなかった友人の生存確認が出来た。経営していた店舗の移転や結婚やらでバタバタして連絡を取る暇がなかったようで、それを聞いて安心したのだが、会ったときにはぶん殴ることにする。



#音楽の話題(CD買いました)
2005年01月07日(金)

久し振りにCDを購入する。

"夏雲ノイズ"(スキマスイッチ)
"フジファブリック"(フジファブリック)

最近少し話題になっているので購入してみる。実はかなり楽しみにしていて、聞いてみると成る程、今風のオサレな音で、ある程度フォーマットもきまっていて、非常に安定感がある。のだが、ではそのフォーマットを突き破る、揺り動かされる何かがあるかというと、少し微妙な感じなのである。日常流す程度ならいいのだが、実は2〜3曲聴いてそれっきり。残念。
スキマスイッチはアフロのインパクトには負けた。あと、くるりかと思った。
後々気付いたのだが、フジの2曲目は、以前ラジオで少し聞いたことがあったことを思い出した。あー残念、残念だ。あの時にイマイチと思っていたのだよなあ。
両方ともいつか聞こう。

"HELL SEE"(Syrup 16g)
スキマ・フジと違い、何の期待もせずに、ただジャケットのデザインに惹かれて購入したのだが、これがまた非常に良い。楽曲的に素晴らしいかどうか判断できるまで聞き込んではいないのだが、まだまだ発展の余地のありそうな、可能性を秘めたバンドではないだろうか。楽曲自体は静かで重く、radioheadを思わせるようなメロディーに特徴のあるボーカルが乗っかっているのだが、曲にこめる情念で、これからどの方向にも振り幅を持って進化していけそうなロックの醍醐味ともいえるダイナミズムを十分に持ち合わせていそうな印象を受けた。勿論現段階でも、情念は十分にこもっている。久し振りにロックを聞いたような気がして、十分に楽しんでいるのだが、これが15曲入って1500円というのがまた安い。1曲100円って、売れていないんだろうか。

また、ものすごく個人的な思い入れ、もしかしたら思い込みかもしれないのだが、ボーカルの人の声が、ある瞬間にものすごく吉井和也に似ているような気がして、それを発見したときには年甲斐もなく恋する少女のようにドキドキしたものだ。若干誇張が入ったが、ドキドキしたのは事実である。そういう年頃なのである。以来、あー成る程この声を伸ばしているところが吉井さんに似ているなあとか、ああこの低音部分の歌い方が吉井さんに似ているのだなあとか、本当に似ているのか、はたまた妄想が過ぎて似てないものまで似ているように聞こえてしまっているのか、今ではどちらなのか良く分からない。更に、これからもう少し年をとってもう少し声にドスが効いてくれば、もっと似てくるんじゃないかという、そっちの成長も期待するという最早バンドがどうのこうのという範疇からは外れた、ゆがんだ楽しみ方もしている次第。むしろこっちの方が大きいかもしれない。いや、でも本当にいい曲歌っていますよ。欠点としては、曲名が痛いところか。

先にも述べたのだが、ある程度フォーマットが決まり、安定しているバンドは嫌いではないがあまり関心がなく、反対に未完成部分が多く、未知数な可能性のあるバンドの方が好み。未知数のまま終わってしまうバンドもいるが、とにかく聞いていてそちらのほうが楽しめるのだ。以前アジカンが気になって思わず買ってしまったのだが、こちらはまあ何と言うか、かなり堅実に作られていて確かに格好良いのだが、あまりに整ってしまっていて、個人的にロックバンドに持っていて欲しい泥臭さとか格好悪さがあまりに感じられなかったため、すっかり縁遠くなってしまった。フジもスキマも、どちらかといえばこういった部類に入ってしまいそうである。この辺りは、楽曲の良し悪しではなく、個人の好き嫌いのレベルの話。

"Showbiz"(MUSE)
1999年に出たファースト。大学時代に後輩から借りて、かなり気に入って当時はしばらく聞いていた。久し振りに思い出したついでにそのまま購入してしまったが、やはりなかなかに良いと思う。あの演奏にあのボーカルでお腹一杯だ。



"masterpiece2~The Best of pre-school~"(pre-school)
"THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (初回生産限定盤)"
(THE YELLOW MONKEY)
開封すらしていない。が、プリスクールは今更ながらハマってしまった。以前に別のアルバムを買っていたのだが、当時はあまり関心を示さずにすぐにしまってしまった。この前久し振りに引っ張り出して聞いてみたら、これがなかなかに良いじゃないか。ということでベスト盤を衝動買い。イエモンのベスト盤は問答無用で購入。楽しみが増えた。本当はミサイルガールスクートのアルバムも一枚欲しかったのだが、CCCDだったので断念。今見返してみると、すべて解散したバンドじゃないか。寂しいものである。

最近テレビっ子が過ぎたため、たまには音楽の話題を書いてみたが、役に立たなさ加減はいつもと変わらずである



#宝生舞・お笑い・フランソワ
2005年01月04日(火)

宝生舞のエラが張っていたり目が釣りあがっていたりどことなく猫っぽいところが実は結構好きだったりするのだが、「新春サルヂエ大決戦!芸能界なぞなぞNo1!!」で随分久し振りに見かけた彼女は、いつの間にやらガングロさんになっていて驚愕した。うわーしばらく見ないうちに一体何が!と思ったが、ガングロな宝生舞も案外悪くないのかも、とやけに順応性の高い自分も発見してしまった。


史上空前!!笑いの祭典ザ・ドリームマッチ'05
このクラスの芸人が集まって何かしたところで、余裕すら感じられてしまうため個人的には面白くもなんともない。お笑いで設定した役回りを演じる以上に、普段のトーク番組で嫌というほど見ている本人のパーソナリティが前面に出てきてしまうからだ。私が見たいのはある舞台の中で役割を演じ、そしてどう落とすか、だ。計算されつくされたお笑いには、芸術に似た美しさすら感じる。別に宮迫とか蛍原とか山口とかがあまり好きじゃないから、という理由じゃないったらない。


フランソワが齢9万kmを達成した。毎日往復70kmだから仕方ないのだが、それでもよく頑張ってくれた。走っている割には足回りも確か、ヤレも(それほど)感じない、ボディの傷も(気にしなければ)気にならない。折角なのでお祝いに洗ってあげたいのだが、なかなか時間もなくままならないのが現状である。
どこかに車を洗ってくれてコーティングしてくれて足回りを換えてくれて細かい傷を直してくれるような、心の広い方はいないだろうか。ついでに右サイドミラーのモーターが壊れているので、そちらも直していただけるとなおベターである。褒賞はお年頃の女の子と一日遊べる権利。ちなみに種族は犬。


箱根駅伝で走者の後ろを延々付いて来るホンダのエリシオンを見て、つくづくホンダデザインはセンスがないと思った。マツダのデザインと非常に似ているそれは、実はまったく非なる。すっきりしたデザインのはずなのに、どことなくエグいというかグロいというか、なんとも形容のしがたい生理的な気持ちの悪さを潜在的に有している。デザインのみに限定して言えば、そのDNAは田舎のヤンキークラスだと思う。


今日はなんだか文句を言ってばかりで申し訳ない。




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