埼玉県日高市で、養豚業を営む柳田さんからメールをいただき、思うところがあり、丁度エナジー水も残り少なくなっていたので、お話を伺いに行ってきた。家にも車にもお金をかけず、何百万円もかけたのが、インプラントの歯だそうだ。最近少しずつ一般的になってきたインプラントは骨に人工的な歯の根元を埋め込むので、しっかりと噛むことが出来る。食べ物を良く噛むことが健康の基本。農業で使う小型で安価な複合発酵槽を広める民衆運動を推進するために、まず、自分の健康が一番だと、ドンとお金をつぎ込んだらしい。先ごろ体調不良になり、それを舌下液で克服したと、ホームページにあったので、「怪しげなもの」と誤解されると面倒なことになるのではないかと問うたところ、自分に効いたので実証済みだし、聞かれれば「清涼飲料水」として販売するのだそうだ。お話をする柳田さんは、悟りを開き、何物にもとらわれない禅僧のように見えた。

四万温泉は、少し塩分のある、やわらかい良質の温泉以外は何もない温泉地だ。７月の初めだというのに、宴会が始まろうという夕暮れ時にヒグラシが鳴き始めた。


トップシーズンにはやや早い、梅雨明け前の割引料金で、新館の角部屋という立派な部屋に泊めて貰った。


夜、サッカーのワールドカップを見た後、布団に入ると網戸にしてある大きな窓の外から、やや強い雨の降る音と谷川の音が聞こえてくる。

ホームセンターに買い物に行くと、テレビで本田のフリーキックの場面を映していた。録画用ＤＶＤ-Ｒの特売で、このメディアで撮ったのが今映っている映像です、というのがデンマーク戦のサッカーだった。たまたま、超美技、本田の無回転フリーキックの場面とは運がいいと立ち止まって見ていると、アレ、また最初に戻って、蹴る前に彼が味方に下がれ、下がれと言っている場面だ。本田のフリーキックを繰り返し流しているらしい。これは効果的な宣伝だと、感心しつつ、気が付いてみると、ポカンと立ったままあの感動を１０回くらい続けて味わっていた。

決勝トーナメントの相手はパラグアイだ。ガンバレ、日本。

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