ミドルエイジのビジネスマン
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2010年08月01日(日) グッドラック、ナイスガイ!

小さな会社で企画、経理、人事、総務、おまけにシステムまでこなしていたヤング部長が大きな会社に帰っていく。3年ほど前に、前任者が外資系の会社に転職してしまったので、ちょっとお願いと乞われて短期リリーフで出向してきた、と本人は思っていたらしいのだが、あまりに優秀で、しかも、あまりに様々なことが小さな会社に起こったので、文字通り余人をもって代えがたくなってしまい、長期残留することとなった。

一度出向してしまえば大きな会社の人たちには彼の存在が見えないので、居ないも同然。温厚なご本人も堪忍袋の緒が切れたと見え、意を決して復帰を願い出たようだ。小さな会社にとっては、多分3人分くらいの戦力であったので、晴天の霹靂ではあるが、ようやく開けた本人の明るい未来に乾杯だ。

大部長にまた皺寄せが来る気配が濃厚だが、残念ながら、あのヤング部長のように頑張るつもりはない。この小さな会社は、サイズに合わせて、管理部門には資金も人材も投入を惜しみ、いい加減にやってきたのだった。ヤング部長がやって来て、全ての業務の水準を大きな会社と同じレベルに引き上げた。きっと、誰かに見られているからというより、自らのプライドが妥協を許さなかったのだと思う。おかげ様で大きな会社から見ると、小さい割りに頑張っていると評価されていたようだ。会社の実力以上に頑張ってきた姿を維持する役目は後任者に託されるが、そんな期待を担わされた後任者もたまったものではあるまい。そもそも、あれ以上優秀な人が喜んでやってくるとは思えない。

いずれにしても、誰も見ていないところでも自ら頑張る内燃機関を持っていた温厚なヤング部長、大きな会社に戻って実力に見合った運を取り戻していただきたい。グッドラック、ナイスガイ!


2010年07月25日(日) 宮仕えは面倒だな

自分のことではないけれど、一旦は、小さな人事異動のことを書いたのだが、良く考えてみるとまだ発令されていない。仕方ないので、来週送りにしよう。宮仕えは面倒だな。


2010年07月19日(月) 梅雨明宣言

7月17日に気象庁から梅雨明け宣言があった。相変わらず、「明けたと見られる」程度の情けない宣言だ。もう、宣言はしないんだったか。
朝5時頃、日の出を見に外に出て、美味しいパンと美味しいコーヒーで朝食。そして、庭の木や花に水をやる。ウッドデッキの椅子に座って、改めて庭を眺める。プロに剪定してもらったアカシデは新たに葉が出始めて、青空をバックに風に揺れる若葉を見ていると、いつまでも飽きない。まさに、ハッピーリタイアメントの先取りだ。

先週、3ヶ月しか勤務していなかった方が辞められた。会社とご本人の合意の上で、契約を解除したと言うことだったが、退職後の第二だか第三の職場として選んだところに適応できなかったということになる。その一件の後、別の人と話していると、今まで大きな会社の看板で仕事をしてきた人が、今度は一番下っ端となり、その落差に適応できなかったのだろうという。確かに、小なりと言えども一国一城の主である別の会社の社長に向かって、電話で溜め口を利いていたのはいただけなかったし、自分は素人で何にも分からないと、居直っている部分もあった。

それにしても、淋しいだろうな。自分の実績とプライドをいたく傷つけられただろうなと、その胸の内を想像するに難くない。


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