ミドルエイジのビジネスマン
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2010年11月14日(日) 仕事に打ち込んでいる人は若い

金曜日は、かつて同じ分野で働いていた人たちの会合があった。何年か前に始めた頃は百人も出席していたのに、年の経過とともに参加者が半分くらいになったそうだ。完全リタイアした人たちには、高い会費や東京に出てくることの煩わしさと、得られる満足感を比較するとバランスを取るのが難しい。若い人にとっては、下働きをさせられた挙句、酔っ払った逃げ切り世代に偉そうに説教されるのでは、こんな会合に二度と出るもんかと思うのも無理はない。最近、色々な性格の会合に出ると、そういうことを思わされる。

人数が少なくなった分、これまで深く話を聞いたことのなかった人たちともゆっくりとお話できたのが収穫だった。自分でコンサルティングの会社を作っている人が、やはり若いと感じた。お話の中に、充実感が感じられた。

ある人は、経営者と投資家をつなぐ仕事をしている。じっくりと膝を交えて両者が語り合うことによって、一時的な付き合いではなく、必ず株主総会に出席して意見を述べる投資家と、その期待に応えられなければ社長の座を降りることも辞さないという真剣な経営者とが出会う場を創るのだという。その人自身も、ミーティングの出席者から得るところが多く、充実しているそうだ。

また、ある人は株式や投資信託を売る仕事から不動産ファンドの仕事に業務が変わり、これまでとは異なる種類の専門家からなるチームを率いて、都市の商業不動産ディベロッパーと運用難に陥っている地方の金融機関を結び付けたいと言っていた。このあまり環境の良くない時期に不動産開発かと思ったが、よく話を聞くと自分でビルを建てたりするのではなく、行き詰まりそうなプロジェクトに資金供給をする仲介をやっているらしい。なんでも、その業界では今年の4月以降は、実はそんなに景況感も悪くないのだとか。そういうものだろうか。

あとは、いつもの顔なじみと旧交を温め、ほのぼのとした思いで家路についた。


2010年11月07日(日) 内視鏡検査

健康診断の結果、内視鏡検査送りとなり、木曜日に受けてきた。検査を受けて下さいという通知というのが、親展、配達証明付きで届けられたものだから、「これはきっと、大腸ガンで死ぬんだ」と思った。丁寧なら良いというものでもないだろうに。

日帰りの検査は、食事も前日のお昼からうどん、おかゆ等に制限され、前日の夜には下剤を飲むと言う念の入れようで、借りてきたDVDを観ながらトイレに行きたくなるのを待った。

当日も、受付の後下剤を飲み、コレでもかというくらいトイレに通って、腸の中をチョー綺麗にする。なんと担当が女の先生で、どうなるかと思ったが、何事も起こらず、点滴に混ぜた鎮痛剤とやらで、夢と現実の間を彷徨ううちに検査も終わった。DVDの観すぎもあってか、検査中はほとんど寝ていた。診察台がそのままストレッチャーとなっていて、眠ったまま運ばれた休憩室で1時間半くらい昼寝をしていたらしい。

すっきり目覚めると、拡大された天然色の画像を何枚か見せられ、先生の曰く、1ミリのポリープを1個取っておきましたとのこと。健康診断の出血判定は、ポリープとは何の関係もないという。それは、もしかしたら、検査の必要もほとんどなかったという意味ではなかろうか。

一定の年齢以上は、適当な割合で、内視鏡検査送りにしているのではないかと思わせるような一日だった。


2010年10月31日(日) 易きに付く

土曜日が雨になったので、DVDを借りてきた。「24(トゥエンティ・フォー)」の最終シリーズがリリースされたので、1〜2巻を入手、夜中の1時半くらいまで楽しんだ。
実は、帰りがけに「シンドラーのリスト」も発見したのだが、2巻ものの長編で疲れそうなので、この次の機会にということにした。娯楽作品なら、2巻でも平気なのに。次の機会とというのは、いつのことだろう。


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