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■■ An Inconvenient Truth
2007年01月09日(火)
昨年末、アメリカ内務省は北極海の氷がとけて生息域が脅かされつつあるホッキョクグマを、米国の絶滅危惧種に指定すると発表したというニュースが流れていた。地球温暖化対策については消極的だったブッシュ政権だったけれども、さすがに世論を無視できなくなったのか。
クリントン政権下で副大統領を務めたアル・ゴアは70年代頃から環境問題について積極的に活動を行っており、環境保護主義者として有名であるが、つい先日、彼が出演するドキュメンタリー映画"An Inconvenient Truth"(邦題「不都合な真実」)を観た。アル・ゴア自身の人生のエピソードなども描かれているため、彼のプロパガンダ・フィルム的側面もあるが、平均気温・最高気温の上昇や二酸化炭素の割合が変化していることといった科学的データや、実際にキリマンジャロの雪が解けていることや、溺れている北極グマが目撃されているといった事実を見せられて身震いした。京都議定書や排出権取引といったことに関連してそこそこ環境問題は認識しているつもりだったけれど、それは机上論的なものであり、本当の意味での危機感が低かったことに気づかされる。実際、ニューヨークではすでに桜が咲いている。極寒であるはずの1月のニューヨークで桜が開花!いかに環境問題後進国のアメリカの人々も、何かがおかしいと感じているはずだ。
映画は昨年6月にアメリカで公開されているが、日本でも1月20日から公開されるようだ。機会があったらぜひ観てほしい映画です。
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