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■■ 『恐ろしい結果』って・・・
2007年01月22日(月)
環境問題については関心が高い方々が多く、ヒトリゴトIIIで書いた温暖化の話に関して、関連記事 ("Hawking warns: We must recognise the catastrophic dangers of climate change")を送っていただいた。
「ホーキング、宇宙を語る」で有名な理論物理学者のホーキング博士は、今起きている地球温暖化の脅威は、広島や長崎における核の脅威に匹敵する、と警告している。もちろん科学的根拠に基づく警告である(と思われある)が、事実の多くは公表されていないという。データばかりが一人歩きして、いたずらに人々の不安を掻き立てることはよくないと思うが、事実であるならば知る権利はあると思う(少なくとも私は知りたい)。
先日紹介した『不都合な真実』でアル・ゴアは、そういった事実を公表することに対して政治的な圧力があるという。もう随分前になるが、NASAゴダード宇宙科学研究所のジェームズ・ハンセン博士は、サンフランシスコで行った講演で温室効果ガスの大幅削減が今日の科学技術で可能なことを訴え、米国がその努力を主導すべきであると主張したところ、NASA幹部から、そのような主張を続ければ「恐ろしい結果(dire consequences)」を招くと警告された、と報じられていた。科学データを改ざんするということは、何もブッシュ政権に始まったことではないのかもしれないけれど、国家機密情報でもなく人類存亡の危機がかかっていることなのだから、そういう態度はやめてほしいと強く願う。対応策があるのだとしたら、一刻も早く事実を知る必要があるのだから。
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