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2004年06月14日(月) ■ |
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♪サラ・ブライトマン【ハレム】 ジャパン・ツアー2004《東京&大阪公演》 (04/08/31up) |
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BBSより転載(観劇後、書いたものに加筆)
6月14日 19:00〜 日本武道館(東京)
【第1部】 1. ハレム Harem (Cancao do Mar) 2. ビューティフル Beautiful 3. イッツ・ア・ビューティフル・デイ It's A Beautiful Day 4. ダスト・イン・ザ・ウインド Dust In The Wind 5. リヴ・フォーエヴァー Who Wants To Live Forever 6. エニィタイム・エニィウエア Anytime, Anywhere 7. ネッラ・ファンタジア Nella Fantasia 8. ストレンジャー・イン・パラダイス Stranger In Paradise 9. ラ・ルーナ La Luna 10. ネッスン・ドルマ(誰も寝てはならぬ) Nessun Dorma
【第2部】 11. ノー・ワン・ライク・ユー No One Like You 12. アラビアン・ナイツ Arabian Nights 13. ザ・ウォー・イズ・オーヴァー The War Is Over 14. フリー Free 15. この素晴らしき世界 What A Wonderful World 16. 青い影 A Whiter Shade of Pale 17. オペラ座の怪人 Phantom of the Opera Suite 18. リトル・ロッテ Little Lotte 19. ウィッシング・ユー・ワー・サムハウ・ヒア・アゲイン(墓場にて) Wishing You Were Somehow Here Again 20. タイム・トゥ・セイ・グッバイ Time To Say Goodbye 21. ザ・ジャーニー・ホーム The Journey Home (DVDのみの収録) 22. ア・クエスチョン・オブ・オナー A Question Of Honour
私の好きなサラ・ブライトマンの『harem』World Tour 日本公演に行ってきました。 コンサートというカテゴリーに分類できないくらい、もう演出にしても、ビジュアル的にも、桁違いに素晴らしい公演でしたよ。 でも何と言っても、サラの七色のクリスタル・ボイスの美しさといったら!! なかなか興奮が収まりません。
サラのステージは毎回、コンセプトがはっきりしていて、今回はアルバムのイメージとおり、中近東、アラブ、インド周辺の、幻想的でロマンティック、そして官能的な世界を作り上げていました。 アラビアンナイトの宮殿や王女、砂漠や宇宙、広大な空などの空想イメージは、サラが子供の頃からお気に入りだったと言います。
武道館アリーナ席の中心には、大きく後方まで花道が作られ、その先には星型に造られたサブステージ。更に先端には、大きな金の香炉が置かれ、香を燻らせています。 私はサブステージにとても近い席でしたので、こちらでまで来て歌ってくれると、すぐ目の前でサラを見ることが出来ました。 メインステージのある前方には、天井から下がっている大きな天幕。その内側にも椅子が何列か並べられ、そこに座った観客は、幕が閉まっても、その中を見ることが出来るようです。
サラのショウは一曲一曲、演出や衣装が凝っていますし、彼女は曲にあわせて発声法を変えられるので、そういった面でも楽しませてくれます。全てに圧倒されまくりでした!! ある曲では、サラがブランコに乗ってゆらゆら頭上で歌い、その時天井から無数の花びらが落ちてきたり、宙乗り(フライング)や、アコースティックギターだけで、囁くように歌ったりetc・・・曲それぞれで色んな印象を与えてくれます。 舞台背景は映画館のスクリーンのようになっていて、大きな月や炎、星空など、曲にあわせて情景が変えられて、とても綺麗なこと!! ショウを盛り上げる8人の女性ダンサー達の素晴らしいアラビックで妖艶な踊りは、『harem』の世界観と相まってとても素敵。
毎回ショウの最後は、《オペラ座の怪人》からの曲を歌ってくれますが、今回はその主役クリスティーヌの、花嫁衣裳そっくりないでたちで登場し、『墓場にて』を熱唱。 サラの中で最も有名な『Time To Say Goodbye』、TV朝日系サッカーのニュースや中継で流れる曲『A Question Of Honour』でアリーナ席全体に紙ふぶきを降らせ、興奮のうちに終了となりました。 とにかくショウの空間は別世界。最高に幸福なひと時でした。
6月16日 19:30〜 大阪城ホール(大阪)
サラ・ブライトマン大阪公演に行き、ついでに奈良や京都などを色々まわって、週末に帰ってきました。 梅雨の季節なので何日か前まで天気の心配をしてましたが、真夏かと思える程の晴れっぷり。昼間は暑くて体力の消耗が激しかったけれど、コンサートの感動で疲れが吹っ飛び、満足感でいっぱい。 大阪の街は初めてだったので、交通機関に慣れていなくて、乗り換えなど結構戸惑います。電車内の車内路線図の文字とか、とても小さいのね。
コンサートですが、大阪のお客様もやはり年齢層が幅広かったですね。かえっておじ様おば様たちが、元気良くサラに声援を送っていたのが印象的でした。 一曲ごと落ち着いてしっかり歌を聴いていますが、歌い終わった時の声援とか、サラが花道を歩いている時に大きく手を振る反応の良さは、大阪イイじゃんと思いました。(笑) 最後も素早く全体がスタンディングになり、気持ち良く盛りあげてくれるし。
席は天幕の内側あたりを目論んだのに残念ながら駄目。けれど、アリーナの前から2列目だったので、東京では見えなかった、舞台のつくりや、サラの表情がじっくり見えて、とても良かったですよ。ちょっぴり裏方の細かい舞台進行まで見えてしまいましたが...。
この壮大な歌とパフォーマンスのショウは、目にも、耳にも、そして(お香により)匂いまで配慮し、楽しませてくれます。 その上かなり危険を伴う、舞台パフォーマンスも挑戦してくれて、サラのショウにかけるプロ根性と情熱をとても感じました。 エンディングでは会場いっぱいに銀や青の紙ふぶきが舞うのですが、私はちょうど噴出し口近くだったので、もろにかぶりまくり。(笑)良い記念になったかも。 『harem』は視覚的にも美しいショウなので、今度はスタンドから全体を見てみたいですね。
アジアツアーは何カ国に及ぶハードスケジュールなのに、声の調子はそれほど変わりなくて良かったです。札幌、東京、名古屋、大阪(日本最終)、2日後にはもう他の国で公演。サラには頭が下がりますね。
ところで今回、ツアー限定の「harem Tour Limited Edition」なるスペシャルCDが公演会場で販売されていました。未発表曲ばかり収録されたもので、坂本龍一氏の「戦場のメリークリスマス」に歌詞をつけたものや、グレゴリアンとの曲等、聴くことが出来ます。 ところがこのお宝度が高いCDは、あまりにも地味に販売し、一部の会場では売らなかった為、買えないファンが多く発生してちょっと問題になったみたいです。 出来が良いだけに、今後一般発売されるようになったら、皆さん喜ぶと思いますが、どうでしょうかね。
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