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2004年08月04日(水)
■
★★ 【迎 賓 館】 特別参観レポート 〔*画像多いです〕 (04/09/25up)
(*画像が多いので、ケータイからは解り辛いかも...)
毎年夏期の数日間だけ、
【迎賓館】
の特別参観が行なわれるとのことで、事前に申し込み、見学して来ました。
(今年は5月の1ヶ月間、往復はがきによる申し込みを受付ています)
詳しいことは、
内閣府
迎賓館
サイトをご覧ください。
『迎賓館』
は、明治42年に
東宮御所
として建造され、
『赤坂離宮』
と呼ばれていましたが、昭和44年に5年の歳月をかけて改修され、49年に迎賓施設に生まれ変わったそうです。 以後、
国賓・公賓が宿泊したり、首脳会談やレセプションなどを行なう、重要な内閣府管轄の施設
です。
敷地の広さは、
約117,000m2(約35,500坪)
と広大。
建物はフランス王朝期に栄えた、
ネオバロック様式
の華麗な建物です。
四谷駅
から暫く歩くと建物の外観が見えてきます。
正門のある正面外観
は一番馴染みのある景色。 付近に警備の車が停まっていましたが、物々しくはなくて一見のんびりムードです。
【正門】
正門
を向かって右手方向、外壁に沿って進むと
西門
に到着。敷地内の集合場所へ通してもらいます。
係員に
ハガキ
と、用意してきた
身分照明
を見せて、本人かどうかのチェックを受け、入館バッチを渡されました。
思ったより参観希望者が多く、何人かのグループごとに順次案内されていきます。注意事項を聞いた後、宮殿の方へ移動。
誘導の人は、多分この時だけ?の臨時のアルバイトだったようで、レジュメの紙をずっと読み上げていました。
館内、庭、どの場所にも、参観者がコースを外れないように、多くの人が配されていて、監視は厳しかったです。
早速、建物に入ると、白を基調とした内装の美しさに目を奪われました。廊下、カーテン、窓、どれを見ても古びたところがなく、塗装も完璧に磨き上げられています。うっすらペンキの匂いも...。
少し進むと、
荷物検査
があり、持ち物の中身をチェックされます。
ここから建物を出るまで、見学コースは大行列。平日の割には人数の多さに驚きました。
館内見学コースは、
【彩鸞の間】
→
【花鳥の間】
→
【朝日の間】
→
【羽衣の間】
→(その後に建物外を自由に見学)
噴水のある主庭側
→
正門・中門・前庭側
→
入出口へ
さて参観ですが、見学に集まった人達は、滅多に無い機会ということで、ついつい内装に見惚れて歩みが止まりかけますが、すかさず注意する職員がいました。その人だけはちょっと恐かった。
各部屋は、
説明の音声テープが終始流れていて
、直接の説明はありません。
部屋の中には綱で仕切られ、きちんとコースが出来ていて、
首脳会談などで使用した時の写真パネル等
も展示されていました。
ただ、混んでいたので、説明テープをひととおり聴けるほど、じっくりは見ていられませんでしたね。(どんどん先に進めと促される...)
部屋以外の廊下には、
和風を意識した置物やテーブルランプ
が飾られ、細部に至るまで整った美しさ。飾られている
洋画も、モチーフが日本的
であったり、なかなか面白い。
見学コースになっている場所全てに、
シャンデリアなどの明かりが点灯
され、とても眩かったですね。各部屋は、それぞれの特徴があって、比べるのも楽しい。
館内は写真撮影がNG
でしたが、各部屋のきれいな写真は、
迎賓館
の
コチラのページ
に公開されています。参考にどうぞ。
《各部屋について》
(一部「迎賓館」という案内書の説明を参考にしました)
【彩鸞の間】
(さいらん)
「彩鸞の間」という名は、「鸞」と呼ばれる架空の鳥をデザインした金色の浮彫りがあることに由来するそうです。晩餐会の招待客が国・公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓とのテレビインタビュー等に使用され、広さは160m2(約48坪)。
白い壁に金色の装飾が施されていて、華やかで明るい印象でした。
フランスっぽい部屋だなと思っていたら、18世紀末の
アンピール様式
だそうで、大理石もフランスからとのことです。アンピール様式とはナポレオン時代に流行した、新古典主義の様式。
【花鳥の間】
(かちょう)
「花鳥の間」という名は、天井に描かれた36枚の油絵や、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝などに花や鳥が描かれていることに由来するとのこと。建築様式は16世紀の重厚なアンリー2世式。国・公賓主催の晩餐会が催され、広さは330m2(約100坪)。
「彩鸞の間」と違い、とても重厚で落ち着いた印象。壁に飾られた和風テイストの
七宝の絵
は、一枚一枚素晴らしく、ゆっくり見ていたいと思いました。
壁や柱は木の温もりある穏やかな色調に金色の装飾、それに天井画のブルーグリーンカラーと混ざり合って、独特の格調高い雰囲気を醸しだしています。
【朝日の間】
(あさひ)
「朝日の間」という名は、天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車を走らせている姿」の絵に由来します。国・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問等の行事が行われ、広さは200m2(約60坪)。
白と金を基調とし、窓が大きく、ゆったりしています。カーテンや、壁に張られた大胆な
西陣織りの文様
が印象的。天井画の女神の顔もここでは日本人的な穏やかなお顔。反面、天井画の周りに配された絵は、甲冑など戦いをイメージさせるような力強いモチーフの絵でかなり個性的。
柱の大理石は柔らかな色彩で、落ち着いたサロン的な雰囲気の部屋でした。
【羽衣の間】
(はごろも)
「羽衣の間」という名は、謡曲の「羽衣」の景趣を描いた大絵画が、天井に描かれていることに由来します。在日外交団が国賓に謁見したり、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒を供する等に使用されます。シャンデリアは、館内で一番大きく、重さは約800Kgとのこと。広さは330m2(約100坪)。
白と金が基調の壁面、窓にかかるカーテンは真っ赤で非常に華やかな部屋でした。
全体を覆う天井画の大きさはかなりなもので、描かれてある「羽衣」の絵は広大な空の広がりを感じます。
先程の「花鳥の間」と、この「羽衣の間」の広さは同じらしいのですが、こちら「羽衣」の方がより広く感じられました。
部屋の奥には、
楽団が入れるバルコニー
があり、舞踏会も出来そうだなと想像しながら見学しました。
見学コース外(未公開の部屋)
【東の間】
建物2階の東端にある「東の間」は色とりどりの装飾が施され、豪華絢爛たる造りになっています。
〔見学コース出口〕
お庭は、手入れされている松があちこちに植えられていて、花崗岩を積み上げて造られた宮殿の白い壁にとても映えます。屋根の青銅色との対比も美しいですね。
【南面外観】
〔斜めから〕
〔建物正面〕
1階部分の一部は、外から室内が覗けました。
立派なホテルのスイートルームのようです。
〔庭園内の階段〕
〔中央の窓部分〕
この日は天気も良く、かなり暑かったですが、水量を誇る大噴水の傍は、外気温度が低く感じられました。松の木陰に入ると、オアシスのよう。
〔大噴水〕
【正面外観】
南面側から正面側に移動しました。
〔正面玄関〕
階段と、左右に車寄せのスロープ。
〔庇〕
モダンなデザインが、とっても素敵!!
青空が透けていますね。
〔屋根の装飾〕
こちらも印象的なデザイン。
〔館内から見た正門〕
左右には多くの樹木が植えられています。
〔盆栽展示〕
レセプション等で飾られる盆栽も展示されています。
閉館時間になってしまい、出口の方へ移動。
出口には
郵便局と売店
があり、記念に
『迎賓館』という冊子と、絵葉書
(12枚セット)を購入しました。
以上で見学終了です。なかなか貴重な体験でした。
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