夏の日の思い出 - 2017年09月19日(火) ボクは何もかも捨ててキミに逢いに行く 東京の外れにあるキミの街まで車を走らせる 金曜日の夜らしい賑わいと 慣れない都会の夜の暑さを感じながらキミを迎える キミは助手席のドアを開けて ボクのSUVに乗り込む キミの屈託のない笑顔が 仕事と運転の疲れを吹き飛ばす コンビニで食料を買い込み 八王子のラブホテルに入る 経過や現状や夢や未来や そんなものはどうでも良く お互いの愛を確認すべく 心や身体をまさぐり合う ただただ、ひたすらまさぐり合う 何度も果てるキミに 何度もボクはまさぐる 何時の間にかボクも果て 深い安堵感が眠気を誘う キミとボクは深い深い眠りに入る このまま目覚めることが無いことを願って 深い眠りに入る エアコンの肌寒さで目が覚める 結局はまだまだ生きなくてはならないのかと落胆する しかしキミの寝顔と 小ぶりだけどしっかり形のある胸 くびれた腰のラインと細長い脚 そんな姿を眺めると そんな気分も解けてゆく 時間が迫るのに気付きキミを優しく起こす サンドイッチをほうばりホテルを出る ホテルのエアコンと暗さとは真逆の この季節らしい強くて激しい太陽に攻撃される キミを駅まで送り届け、次までの約束を誓う キミとの大切な時間が終わる 昨日の安堵感を思い出す これからの生活を思い出し憂鬱になる キミとの時間を永遠に願う キミの幸せとは何かを考える ボクは何もかもなくなる世界を願う ボクは無くしてはならない世界を思う ボクは、、、、 外環自動車道から関越道に入る 重なり合い、グルグルと回るこの道と 複雑なボクの心とがシンクロする あまりにも眩しすぎる太陽にボクはサングラスをかけて 関越道を北に向かう 忘れることのできない そんなボクの大切な夏の日の思い出 -
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