ニッキ ゆり 【HOME】
- 2004年06月14日(月)
人の喜ぶ顔や声やコトバを見たり聞いたり感じたり出来る今のワタシが好きだ。
今日の空のようにスカッと晴れた気持ち。ココロも、ワタシの中の全てが。
仕事先の彼女と何度か話をするようになってから、随分とワタシは
人に対する気持ちの持ちようが変わってきたと思う。
彼女と話をしていなければ、今のワタシはとっくに立ち直ることさえ出来ずに
何もかもを放棄していたと思う。
彼女は人の目を真っ直ぐに見て話をする。
その真っ直ぐさが気持ちよい。
ワタシは話をする時に人の目を見ない人が嫌いだし、「聞いてるの?」と思うよりも先に
話をする気がなくなってしまう。
そんな短気な部分も、彼女に話すとスーッと素直に「仕方ないのかな。」とか
「そういう人もいるんだ。」と思えるようになってしまう。
彼女のあの華奢な体の一体どこからそんなパワーが生まれてくるんだろう。
ワタシは大切にしたいものが増えても捨てていいものも一緒に持ち歩いてしまうから
だから、ココロと同じように鞄の中がいつも汚いのだと指摘された。
ということは、ココロの中も汚いということ?
まずは鞄の中をひっくり返して、いつかのレシートやガムの包み紙や
タバコのビニールなんかを全て捨てて
鞄の中の埃をベランダで叩いて風に持っていってもらった。
やけにすっきりした鞄に、お財布、タバコ、ガム、ポーチ、メモ帳などを入れなおした。
入らないものは3本も入っていたボールペン。
1本にした。
アイシャドウやチークも持ち歩くには2つもいらないから、1つにした。
選んで選んで、そうやってキレイにしていった。
いらないものは捨てて、必要なものは大切にして。
捨てたからといって、それを忘れてしまうわけじゃない。
いらないから捨てたグロスは何年も前のものだったし
今使うには少し抵抗があったからで、また買いなおすつもりでいるし
手元にないからといって、全て忘れてしまうわけじゃないよ。
それは、人でも物でも、なんでも。
ワタシはきっとそうやって手の中にあるものを「適量」にしていくんだと思う。
大切なものは、わかっているから。本当に大切なものは。
失くしたくないと思う人の手はしっかりと繋いで離さないでいる。
伝えたい気持ちは文字やコトバじゃ伝えきれないから
あふれ出す気持ちをケーキにして食べてもらう。
伝えきれないから抱きしめる。
伝えきれないから、何も言わずに隣で笑っている。
それでいいんだと思える。