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2004年11月03日(水)     再会




「新しいお店になっても行かないよ。」



そう言う私にも裕は


「分かってるよ。」


ってイヤな声すら出さずに言ってくれてた。






裕が捕まってから数週間。


私達は電話だけの関係を続けていた。





そして、裕が新しく働く事になる店、「響」がもうじきオープンしようという頃


私が店の前でビラを配りながら、ボーッとしていた時


私の手から、無造作にビラを取り上げる人にビックリした。



慌てて見ると


それは裕だった。


数週間ぶりに見る裕だった。




でも、別人のような裕だった。


以前のダラダラした生活から一変、響の店長になる「店長」の家での生活。


パシリのような事もさせられてるんだろう、


スッカリ痩せていた。


元々が呑みすぎでプックリしていたから、痩せたと言っても


男らしく痩せていた。


そしてキレイに整えられた髪形。









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そして私は、今度こそ裕地獄にハマっていく。




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