きまぐれがき
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2003年03月17日(月) タマちゃ〜ん

『タマちゃんを見守る会』『タマちゃんを想う会』そして行政側、
三つ巴のバトルを朝起きぬけのボンヤリした頭で見ていた。

ある日突然『タマちゃんを想う会』の市民団体が、タマちゃんを
アザラシが生息する北の海に帰すと、捕獲しに現れたことに端を
発する騒動はややこしいのだ。

すると突然『タマちゃんにあやまれ!』との声が訊こえてきて、
バシッ!と目が覚める。

捕獲の失態でタマちゃんを驚かすことになり不安にしたじゃないかと
『見守る会』が『想う会』(あ〜ややこしい)に詰め寄ったのだ。
この捕獲騒動で、タマちゃんは一時姿を消してしまった。
が、数日後には、スイスイと気持ちよさそうに泳いだり日向ぼっこを
している姿が認められた。

そしてついこの間には、帆立貝をタマちゃんに与えたいと、次々川に
投げ込む『想う会』のメンバーたちと、その帆立貝をゴミにみなすと
言い張る行政側、周りで騒ぐ市民たちでひと騒動があった。

そんな中で『タマちゃんに帷子川に戻っていただきまして、
ほっとしています』と、心から安堵した様子でインタビューに答えていた
行政側の人は、とうとうタマちゃんに敬語を使ってしまっていた。

野性動物が生きて行くには、どんな場所でだって危険は沢山あるだろう。
生息地が北の海だからといって、そこに帰すのが万全だとは思えない。
案外タマちゃん自身は、あちこちの川を流離っているのが快適だと
思っているのかもしれない。



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