きまぐれがき
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ここのところずっと2・3時間の睡眠時間につきフラフラ。 昨夜は、早く寝ようと新聞を片付けながらふと目にした TV番組欄に「寺田瀧雄メモリアルコンサート」とあるのを 見つけてしまったので、その試みは見事くずれた。 深夜1時からだなんて非情な。 録画をしながら、結局最後まで見てベットに倒れこんだのは 4時だった。
2000年に交通事故で急逝された先生が、宝塚のために 残された曲は3000曲に及ぶという。 このコンサートで歌われたどの曲を聴いても、当時の舞台が、 心を焦がした甘美な思い出とともに甦って来てたまらなく懐かしい。
紫の花ぶさが 風にゆれて おまえの心が わたしに触れた
紫の花ぶさが 雨にぬれて わたしの胸に 涙があふれる
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確か原作は山本周五郎の作品だったと思うが 「いのちある限り」で歌われた大好きな曲だ。 この曲を歌う鳳蘭の宝塚時代とかわらない、娘役をいとおしむ ように見つめる眼差しに出合うと、私は今だって胸がときめく。
ああそれだけではない セ・シャルマン うたかたの恋 花夢幻 我が愛は山の彼方に あかねさす紫の花 白夜わが愛 彷徨のレクイエム 哀しみのコルドバ.....
今日は母の病室で朝っぱらから思いつく限りの寺田メロディーを 歌いまくって、突然台詞なども思い出したりするので、 「将来....? わたしたちに将来があるのでしょうか?」なんて、 不安げにルドルフ皇太子に寄り添うマリーになってみたりしながら、 寺田先生への独り善がりの追悼とした。
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