きまぐれがき
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2003年11月23日(日) 時の流れって

この間久々に「シアターガイド」の頁を繰っていて、デヴィッド・
ルヴォーがブロードウェイで「屋根の上のヴァイオリン弾き」を
演出する記事に目が留まり、らら〜私が観て来たルヴォーは何処へ
行ってしまったの?と、以外な感じをもったばかりだったのだが、
今度は蜷川演出「近松心中物語 〜それは恋〜」の出演者を見て
我が目を疑った。

寺島しのぶには納得するとしても、阿部寛だって。
下関のNさ〜ん!信じられた〜?
隔世の感をぬぐえないね〜(笑)



この作品は平幹二郎と太地喜和子の印象が強烈だっただけに、
どうしても過去の舞台にこだわってしまう。
時の流れって惨い。
平幹にあの頃の若さを、そして喜和子の命を、返して欲しいと
「時」を恨みたいほどだ。


太地喜和子とは、帝劇の「シカゴ」を観に行った折、
休憩時間のトイレの鏡の前に偶然隣同士で立ったことがあった。
鏡の中でお互いの目と目が合うと、ニコリと微笑んだお顔が
いたずらっぽくて可愛いくて、グレーのスーツ姿のウエストが
折れそうなほど細かったことと共に忘れられない。


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