きまぐれがき
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ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が亡くなられた。
徳岡孝夫・訳の「法王暗殺」(デヴィッド・ヤロップ著)を読んだ時には、 精神世界に巣くう闇の部分のおぞましさにぞっとしながらも、人が集 まるところはそれがバチカンといえども同じなのだなぁと、極めて人間 的なものを感じたりしたものだ。
先日亡くなられた教皇の前の教皇ヨハネ・パウロ1世の死が就位33 日目というあまりにも突然なことだったために、その死をめぐって いろいろと取り沙汰されたもののうちの一つにすぎないといえばそれ までだが、バチカンの内部を知るうえでも興味深かった。 カトリック信者の徳岡孝夫氏の翻訳であるというところも。
この急死された教皇の後に選ばれたのが、2日に亡くなられたヨハネ・ パウロ2世。 教皇の故郷であるポーランドのワレサ率いる連帯の動きに、世界が 注目をしていた頃で、当時の新聞記事を読むと新教皇誕生が東欧の 民主化への布石になるのではとの見かたもあったようだ。
訪問先の国に飛行機から降り立つと、まずひざまずいて大地に接吻を された姿が忘れられない。 来日された時のこともかすかに憶えているが、不謹慎にも教皇の追っ かけシスターなんていうのが出現して、撮られた写真をいただいたり した。
その写真、今でも大切に持っています。
ーーある幼稚園にてーー
パパさま、安らかにお眠り下さい。。
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