日々の泡

2001年08月29日(水) ねぇムーミン♪

先日ちょっとムーミンの作者の話をしたついでに思い出したこと。
むか〜しやっていた、ムーミンのアニメ(「カルピス劇場」という枠でした)で
一番印象に残っているのは主題歌と(けっこう好きでした/笑)
ムーミンの声(岸田今日子)。静かな呟き口調で、ちょっと鼻にかかった中性的な声が、
すごくムーミンの顔かたちに合っていたように思います。
声優さんで、次に覚えてるのはムーミンパパ(高木均)。なんか怪談っぽい役柄のイメージが
漠然とあるのですが、ずっと後の「となりのトトロ」の大トトロもこの人ですよねえ。
スノーク(広川太一郎)をよく覚えてる、という人もいます。

原作の挿絵にくらべてアニメは目が大きくて、お話もマンガらしく
いかにも日本のものになっている、と子供の目にも写りました。
途中、たしか制作が東京ムービーから虫プロへ変わったときは、
さらに目が大きく、お話も抒情的になって「日本のアニメ」らしくなったような記憶が…。
アニメのスナフキンはとてもかっこいい、飄々として賢げなお兄さんなのですが、
あとで原作に戻ってみると、もっと悪ガキらしく気ままなハックルベリィというか
自然児のイメージが強かったような気がします。

近年のバージョンはもっと原作寄りだったみたいですが、さすがに見てません…。
そういえば、ムーミンのガールフレンドであるノンノン(新版ではフローレン)が、
原作ではただ「スノークのおじょうさん」という名前で、子供心に不思議でした。
なんか、「○○の女(むすめ)」とか、肩書きしか残ってない
平安女流文学のスターたちみたいで、案外古めかしい印象(笑)。

ところでムーミンって、二度もアニメになったせいか
知名度が高いわりに詳しく知られてなくて、本気で河馬だと思ってた人が多いのも
忘れられません。フィンランドに河馬がいたらおかしいって…。


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