年が明けてしまい何も書かないうちに一月が終わってしまった…(汗)。 気がつくと梅の第一陣が咲き始めています。 私にとっては、梅の春→そろそろ花粉の到来、という まことに残念な季節の感じ方をする時期になってまいりました。
* * * 偶然広げた雑誌に懐かしい画が並んでいたので珍しく買ってしまった… 『person』3月号には、 小さいころ少女雑誌の口絵や着せ替えやぬりえで見かけた 別世界のようなお姫様が並んでいました。 メルヘン描いて半世紀、ということで 『暮らしの手帖』やTVの「木馬座アワー」でなじんだ藤城清治、 中原淳一の弟子でちょっと不思議な感覚の内藤ルネとともに 3人で特集されていた高橋真琴画伯、御健在なのですね。 一度見たら忘れられない大きな星目と正面向きの特徴のある鼻、 お菓子の飾りのように綺麗にデフォルメされた花々、美しい彩色、 ほとんど変わらぬ絵柄で憧れの美少女を描き続けて50年というところに 凄味さえ感じます。 少女漫画の絵柄って、こういうおじさんたちが原型を作っていたのですよね。
掲載されていた『デラックスマーガレット』の表紙が 全体のデザインも印刷の色も惹句も(「すてきなお嬢さんの雑誌」!) すばらしく時代がかって見えたのに、載っている漫画家の名前を見ると (私にとっては)思ったほどすごく昔のものではないことがわかって驚きました。 雑誌の表紙のデザインって、意外と早く老けるというか、時代を感じさせるものなんですね。
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