罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
弱さを曝け出さない事は 強く 弱く 誠実で 卑怯だ。
縋ってしまいたくなる位倣岸不遜なお前らを、殺したくなる位愛してる。
恐らく死んでも曲げない己の意志と主張。 偶にそれは怠惰だけど、こういう強さもまた、愛しい。 そう、彼と僕は似通っていて、決定的に違う。 そして、違う事を尊重し自分勝手に生きる。 他人の干渉なんかまっぴら御免。 彼の、どこまでもはっきりと明瞭な自我。 それは僕らがある意味決して持ち得ないモノ。 僕らの複数によって成り立つ個とは異なる。
今、気になる人間が居る。 多分彼も僕の中に自分にない部分を感じている…のかな。 今までにないタイプ。 非常に稀有だといえるだろうね。 沢山傷ついてきて、 僕らは逃げる道を。 彼はもっと傷ついても自分を見失わない道を選んだ。 彼の様になりたいという人間は多いけど、 あなた達には決してなれないだろうね、と忠告する。 生半可でない茨の道で自分を保ち続けるのは、 それに憧れるような人間にはなれそうもない。
彼ならば、アンタはアンタでいいんじゃない。 と言うに決まっている。 無理にどうこうしないでやりたい事して他人に干渉するなと主張するだろう。
この捻くれもののエゴイストは、心地よく僕の痛い部分を刺激する。 面白いからもうちょっと見ていたいと思った。 近況報告、終了。
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