2006年01月29日(日) |
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私と宇宙の間にある暗黙の飛躍について byジェー |
山作戰高山からの御題「私と宇宙の間にある暗黙の飛躍について」
言葉で世界を区切れば、世界が収まってくれるという 安心感が蔓延しはじめたのはいつからなんだろう? いつから世界はこんなに分かりやすくなった?
たとえば闘争の一方が正義行為で、もう片方がテロ行為。 しかし両者の違いは不鮮明だ。
事象を言葉で区切ると、背景まで導き出せた気がして猪突猛進。 さもなければ、詩集「人間だもの」を経典にすべてを十把一絡げ。 すれ違ったことさえ無い人に哀れみを垂れて微笑んでくれる。 分かりにくいことを感じた等身大のままに捨て置けない性。
下手なピアノの一音に納得いかない分かりにくい瞬間に潜む世界は、 野心をもって仕事をしている分かりやすい瞬間まで連綿と続く。 どれが本物でどれが偽者ということはない。 僕は6畳間で楽しいし寂しい。大宮殿も楽しく寂しいのだろうか。
全部を同時進行で味わうことができないなら、いま自分が感じている こと考えていること、語っていることが一時的なものかもしれないと 留意していたい。ただ、留意する姿勢だけはずっと持っていたい。 留意する姿勢が猛進しそうな僕をいさめ、岩礁が波濤に抗うことで 己を自覚し世界を自覚するように、僕とそれを含む世界をいつか 露にするかもしれない、しないかもしれない。
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