Love Letters
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「家族風呂のある温泉旅館に行こうか。」
あなたが言ってくれました。
再びそんな言葉が聞ける日が来るなんて 思ってもいなかったけれど。
今度あなたの心を取り戻したら
以前よりもっといい関係を作りたい… その気持ちをいつまでも忘れずにいようと思います。
「温泉でまったりしたいね。^^」
「本当はお縛りされたり、
筆を使われたりしたいんでしょ?(笑)」
「愛してる?」
「また、言わせたがり再発?^^
愛してるよ。」
あなたの温かな声が耳元で囁きました。
あなたが私と付き合うことに疲れ果てて、
私への興味を完全に無くしてしまっていた時、
私はもう二度とあなたに求められることはないだろうと
思っていました。
だから、
再びこんな甘い会話が交わされるようになるなんて、
信じられない、夢を見ているような気がします。
今回のことで分かったこと。
最初に抱き合った時にあなたが言ってくれた言葉。
「単にセックスしたい相手と抱き合って眠りたい相手は違う。
小夜子は後者の方だよ。」
あなたとの関係がぎくしゃくしていた時、
あなたは私と2〜3日ずっと一緒に過ごすのは疲れると
言っていました。
あれはきっと体調のせいだけではなかったでしょう。
あなたにとってソファのような居心地の良い女になりたい。
私はずっとそう願っていたはず。
優しいまなざしや温かな声を忘れずにいれば、
いつまでも愛される女でいられると思うのです。
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小夜子
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