Love Letters
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二日目の朝食の時、
私はあなたにメールを送っていました。
それから、夜になるまで
私達はそのことを封印していました。
その日は藍色の絞り染めの浴衣を選びました。
夜のお散歩から帰ると、
私はあなたに有馬で買って貰った
人形付きの朱色の筆を渡しました。
浴衣の帯だけ解き
あなたの布団に忍び込むと、
あなたは私をじっと見つめ
浴衣の胸元を開きました。
着けていたブラをするりと外すと、
あなたは悪戯っぽく
筆の上にちょこんとのっている人形を
揺らしてみせました。
暗闇にぼんやりと浮かぶ
白い胸の裾野から先端に向かって
柔らかい筆先で撫でられながら、
敏感過ぎる二つの突起は
あっという間に硬く尖りました。
そのあまりにも軽いタッチに焦らされながら、
私の身体が悶え、
喘ぎ声を上げているのを
あなたは面白がっているようでした。
「ねぇ…」
耐え切れずに言いました。
「お願い、噛んで…」
それからあなたは
痛いほどに尖った私の葡萄を
一つずつ順番に口に含むと
私が最も感じる強さで
それを舐めたり噛んだりしました。
葡萄の先端が硬く尖るほど、
私のその部分からは
熱くとろりとした液が溢れ、
私の声は次第に泣き声に変わっていくのでした。
あなたに甘噛みされると
どうしてあんなに気持ちがいいのでしょう。
甘い痛みと狂おしい快感の間を
意識が行きつ戻りつする悦び。
恥ずかしさと切なさと嬉しさが
身体中にこみあげて、
息も絶え絶えになってしまう…。
脚の奥を濡らしながら
あなたの硬くそそり立つものを
舐めたり、しゃぶったりした後は、
あなたの上に跨り、
その熱い一点で繋がりました。
ピクピクと脈打ちながら
突き上げられるあなたのそれを
体の奥に最も感じる角度で、
私は貪るように腰を振りました。
出かける前に丁寧に着付けした藍色の浴衣は
布団の上に脱ぎ散らかされていました。
さっきまで 私の素肌を撫でていた
朱色の筆はどこかに置き去りにされて…。
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小夜子
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