フレッシュ圧制不安。
いつまでも其処に居たかった。 例え其処が低く暗く澱んでいたとしても。 想いと裏腹に時が背を押しこの身を何処かへ追いやる。 いつまでも其処に居られると思いたかった。 だから目を閉じ耳を塞いで考えるのをやめた。 想いは遂げられることのないままこの手は裂け続ける。 不和を戴くことで苦痛と悔恨に抱かれ微笑んでいた。 訪れた境界線が不連続に連なる機先を制しても。 終わる場所を得られぬ風車は早朝の無風に酔う。 奪い去るものが歴史さえ翻すというのだろうか。 うろ覚えな一方通行ならば加護の中に憩う。 重力に反する時間に比例して得られるものとは。 其れと共に消え行くものとは。 もののついでと言えども意義を見出すことはできた。 其れは一時の夢と認めてもいた。 制御を止めない利己主義な器官に別れを告げようとした。 流れ出した色をいつまでも見つめていた。 |
零と壱の綴れ織。 | ||
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