思考過多の記録
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2009年12月31日(木) 負け犬は吠えない

 早いもので、今年も終わりである。
 今年は本当に大変な年だった。
 とてもここには書けないような経験をいくつもした。
 そして、今までは、来るべき年は少しは前向きでありたいと思って行く年を送り、新年を迎えていたのだが、今年はその気力すらない。



 「負け犬の遠吠え」という。
 今年の自分は、間違いなく「負け犬」だった。
 しかし、吠える気力も残っていない。
 負けを認めたくなかった過去。しかし、今は負けを認めるしかない。
 かといって、潔くこの場を去るには、まだ未練が少しだけ残る。
 きわめて中途半端な年の瀬である。



 年が変わる度に、人生の残り時間は減っていく。
 大切にしなければならないという思いや、だからこそ悔いを残したくないという思いが、年々強くなることも事実だ。
 しかし、だからといって、いつでも結果が出せるわけではないのもまた、事実である。
 どんなにしても、悔いは残ってしまう。
 「負け犬」は、きっと生まれついての「負け犬」なのだろう。



 来年はいい年になるという根拠は何処にもない。
 毎年、期待しては裏切られてきた。
 だから、もはや何も期待しないのが一番正しい姿勢だと、認めざるを得ない。
 こうして年月は過ぎていく。
 新しい年を迎えても、「負け犬」は所詮「負け犬」でしかない。


hajime |MAILHomePage

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