昼間の長くを油のにおいが充満する厨房で過ごす毎日。 仕事が終わる頃には町が青みがかってきています。 ふだんは、そのまま帰るだけ。 寄り道をしたとしても、近所の洋服屋さんとか、スーパーとか。 私の日常のほとんどは私の町の中でできています。 今日は、ちょっと足を伸ばして電車に乗ってみました。 目的は大きな本屋さん。 おやすみ前の文庫本と、パートの阿部さんにプレゼントする本と、カメラ雑誌を買いに。 そこの本屋さんはワンフロアに全部がぎゅっと詰まっているので、 立ち読みの苦手な私でも、自然といろんなジャンルの本に目が行きます。 写真集、漫画本、料理本、雑誌、小説… 本、最近読んでないなぁ。 ひと月に一、二冊しか読んでません。 読書以外に興味が広がってきたのと、仕事で疲れているのとで。 でも、やっぱり気がつきました。 本はいいものなんだって。 深くて、広くて、近くて、大きいって。 ひとつところを愛すのはとてもいいことだけれど、 たまには違うところに目を向けたりおもむくのも大切です。 自分の中に新しいものが吹き込んでくると、 気持ちもまたひとつ新しくなれます。 今夜は、また寝る前に本をめくるつもり。
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