”BLACK BEAUTY”な日々
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Boogie
2006年06月17日(土) |
愚か者 遅まきながら春を知る(親子でダンス編) |
息子の通う幼稚園の父親参観に赴く。
前日まで自分の心には何らの変調もなかった。 しかし当日を迎えると、俺の心にかつてない緊張が走りはじめた。 ライブの前の緊張、仕事上での緊張、これらとは全く異なるこの緊張感を以前1度だけ経験したことがある。
それは結婚式の当日に感じた緊張感に極めて近いものだった。 それはつまるところ「これから起こる出来事に自分の心がどう反応するのか全く想像できない」という種の緊張であった。
直人の手を引き、家を出る。 「お父さん、ドキドキしてるの?」 「してるよ。直人は?」 「直人してない」 そりゃそうだ。父親参観に緊張する幼稚園児など、いるわけがない。
家から幼稚園までは徒歩で10分強。道すがら、他の園児とその父親の姿が数組。このお父様もやはり緊張しているのだろうか?
幼稚園に到着。もうすでに多くの園児とお父上がグラウンドに集合している。直人は「つくし組」に所属しているので、つくし組とかかれたプラカードに向かう。
まず驚いたのが、父君達のルックスと服装だった。 元ナンバーガールの向井秀徳風の方が実に多い。 よくよく考えてみると、向井氏はステージ上以外では「休日のお父さん」的な空気を漂わせている。なるほど。
園長先生のご挨拶を頂き、いよいよ最初のイベント「親子でダンスタイム」が始まった。
子供達が毎日行っているダンスを今日はお父さんと一緒にやってみましょう、という趣である。
直人と向かいあい、ミュージックスタート。ところが周りを見ると踊っているのは子供だけで、どの向井秀徳も苦笑いを浮かべ、突っ立ったままだ。 オイ、コラ、やる気ねえならわざわざ来んな。見てみろ、田淵ひさ子ちゃんが泣いてるぞ!
俺は全力でダンシンした。ヘドバンも織り交ぜながら、終了時には大量の発汗に加え、息が上がってしまった。でもいい、傍観者になるよりマシだ。
こうして、第一イベントは終了した。
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