”BLACK BEAUTY”な日々
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2006年07月10日(月) タイガーバンド

彼等の解散および解散ライブについて日記で触れるべきか否か、迷いがあった。

正直に言うと、俺はコンスタントに彼等のライブを観に行っていたわけではないからだ。

彼等の9年間の活動のうち、俺が知っているのは最後の3年間、しかもその3年は直線ではなく途切れ途切れの「点」で捉えた3年間でしかない。

従って俺はタイガーバンドの全てを語ることはできない。
自分なりの断片的な思いしか書けない事をお許し頂きたいと思う。

ラストライブでも演奏された「乗換列車」というナンバーがある。
一見すると、純粋無垢な若者が夢に向かって迷いながらも走っていく決意を表明した曲のように思えるのだが、最後のAメロで、こんなフレーズが登場する。

「悪いけど君たちおいらの踏み台になってくれないか?」
(許可なく原文のまま引用してしまい申し訳ありません)

人には決して口には出せないが、暗黙のうちに認めざるを得ない「ダークサイドの本音」というものがある。

自分よりも10歳近く離れた彼等がこの本音に触れるということは、俺の想像以上に彼等が大人であるのではないかと、この曲を聴くたびに思っていた。

そして実際に彼等は大人になっていた。しっかりと自分の意見を持ち、自分の言葉でそれを表現できるようになっていた。

出会った頃は「可愛い弟達」と思っていた彼等は解散という選択を「大人」として決め、そしてラストライブ行った。

本当に大人になったね、と心から思いました。

まずは通過点を過ぎたばかり。また新しい道を探し、しっかりと歩いてください。

タイガーバンド、ありがとう。



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