彩々

2003年05月14日(水) 薄曇り

意識の表面が薄い膜で覆われてたような1日。
コーヒーと煙草の数だけが、刻々と増える。
仕事への情熱なんて、
遠い昔、否、最初からあったのだろうかと疑わしくなる。

私にはない部分、それは例えば、
彼女の、自分に嘘がないストレートな態度や、無邪気さ、
そういう部分をいとしく思うと同時に、少し憎んでもいる。
変わってほしいという訳じゃないけれど、
私が情調不安定なときは、彼女の言動一つずつが、
心の端っこをすり減らしてる気すらする。
こうやって澱のように溜まった疲弊が、
いつか、彼女への愛情を見えにくくしたりするんだろうか。

彼女が私の手を離して背を向ける想像が、
救いのように思えてしまうとき、
絶望のしっぽを垣間見る。


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喬(きょう) [MAIL]

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