2005年01月30日(日) |
奏でる会&アルゲリッチ |
ここのところ調子の悪かった私。 昨日クアハウスに行き、完全回復か?の兆し。(^-^) で、今日はとてもとても楽しい一日だったのでした! 完全復活だ♪うほほっ
もねさん主宰奏でる会本番前に、ヒカリパパと合わせの練習。 運良く同じスタジオが空いていたので、そこでの練習です。 「スタジオ901」という赤羽にあるスタジオなのですが、 今までで一番音響がいい! あんなに合わせやすく、 響きが心地よいスタジオには滅多に出会えません。 気持ちよかったぁ〜〜。 本番が楽しみに思えるスタジオでした。(^-^)
で、本番。緊張して第一楽章は失敗もあったけれど、 全体的に楽しんで演奏することができました。 モーツァルトのヴァイオリンソナタは、 アンサンブルとして楽しむことのできる作品。 ヒカリパパと一緒に曲を作り上げていく作業は、 とてもとても楽しいものでした。 その後ヒカリパパから録音したMDをいただきました。 やっぱり第2楽章の方が、仕上がりがいいな。(笑) 響きのよいところで録音したので、 まるでホールで演奏したかのような録音。満足満足♪ ヒカリパパ、ありがとうございました〜〜。
その後、アルゲリッチの演奏会へ。 ハイドン、シューマン、メンデルスゾーンの室内楽です。 1月17日の演奏会が中止になり、 急きょ1週間前に今日へと変更されました。 ということで、ヴァイオリンとチェロの奏者が変更に。 1曲目のハイドンピアノ三重奏第25を聴いたときは、 「こりゃ、はずしちゃったかなぁ・・・」と思ったのですが、 その後のシューマン、メンデルスゾーンはすばらしかった。
やっぱり古典ものは合わせるのが難しいのだろうなぁ〜〜。 縦の線がはっきり見えてきちゃうし、 バランスがちょっとでも変だと目立ってしまうし。 でもでも、シューマンもメンデルスゾーンもかなり難しい曲。 なんでたったの1週間でこんなんできちゃうの? プロってすごい・・・。 ほとんど合わせる時間なんてなかっただろうに。 とにかくひらすら感心感心・・・だったのでした。
また、アルゲリッチの演奏はとてもとても勉強になりました。 まずアンサンブルの妙。バランスが絶妙。 弱音は、ここまで弱音にしたほうが効果的なのだと、 改めて認識させられました。 ルーチェで合わせた後だったから、なおさらそのことが気になった。 私の弱音は、まだまだ弱音じゃない。( ̄▽ ̄;)
その上、なんであんな弱音で速い速いパッセージを、 音の粒を揃え表情豊かに演奏できるんだ?? 神業としか思えない箇所が何箇所もありました。 ハノンで弱音の練習をしよう、と心に誓った私。(笑) 私はまだまだ弱音が足りない。 すごくすごくそれを実感させられました。
また、アルゲリッチの演奏の面白いところは、 一つ一つの音のバランスです。 出てる音と引っ込む音の差。 その妙がすばらしい。 それが絶妙なリズムを生み出し、 エネルギーとなって放出されるのだと感じました。
でも、あれは技術的にかなぁり難しいはず。 以前「この部分すごく上手」と順子先生に誉められた、 アレグロ・アパショナートのある箇所は、 この出る音と引っ込む音にこだわって練習した箇所だったのですが、 10回弾いて10回ともそう弾けるわけじゃなかった。(^-^; 左手でクレシェンド右手でデクレッシェンドなど動機に変化をつけ、 その上で1音1音のバランスも変えたりしたので、 うまくいくと、めちゃくちゃかっこいいのだけれど、 毎回そう弾けるかというとそうはいかない。 でも、アルゲリッチの演奏はすべてがそう。 あんなん、普通やりたくてもできないよぉ〜〜〜〜。
アンサンブルの際の弱音の重要性、 そして出る音と引っ込む音の絶妙さ。 これが私がアルゲリッチから学んだことでした。 内田光子の演奏会は、ただただひたすら感動し涙したけれど、 今回の演奏会は、ウキウキワクワクとても楽しい演奏会だったのでした。
やっぱり生演奏はいいなぁ〜〜。 感動したり、ウキウキワクワクしたり、 日常じゃ味わえない感情を味わうことができます。 その上、一度に多くのことを学ぶことができる機会でもあります。 内田光子の演奏会のときは、私の音に対する意識が大きく変わりました。 いい演奏会へでかけると、必ずいい刺激が得られます。 2月はバレンボイムの弾き振り! いいねいいねぇ〜。早く行きたいねぇ〜。。('-'。)(。'-')。ワクワク
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