無責任賛歌
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今日も見舞いはしげだけの予定だったのだが、「キツイから行きたくない」とか言い出したんで、仕事を早引けして、予定外の見舞いに行く。 父がかえってしげを気遣って「無理して来んでもいいぜ」なんて言い出すものだから、本当に困るのである。
ドラマ『熟年離婚』第2回。 前回同様、離婚の言い分は妻側の方が筋が通ってるんだが、夫への対応の仕方、松坂慶子がやるとただの嫌がらせにしか見えない。これはまあ、渡哲也が料理に苦労したりゴミ出ししたりする日常の可愛らしさを楽しむドラマだと割り切って見よう。
マンガ、加藤元浩『Q.E.D.』22巻(講談社)。 「春の小川」と「ベネチアン迷宮」の二作を収録。 「春」は、随分単純な謎だなあと思わせておいて、あのネタで落とす。同じネタを扱ったあの作品やあの作品よりも語り口がうまいので、見事に引っかかった(笑)。考えてみれば、この作者がこんな陳腐なネタだけで勝負するわけがないのである。油断したなあ。 「ベネチアン迷宮」も、いくつかの誘拐もののネタを複合して、なかなか複雑に、さらにはアランの恋物語まで混ぜて(笑)いるにもかかわらず、見せ方がコンパクトかつスムーズなのは構成力の妙だろう。 何度も言うけど、今、ミステリーマンガで一番「読める」のは『コナン』でも『金田一』でもなくて『Q.E.D.』だからね。そろそろアニメもよかないか(笑)。
天樹征丸・さとうふみや『探偵学園Q』22巻(完結/講談社)。 はっきり「子供向け」を志向していたので、『金田一少年』ほどには抵抗感がなかったこのシリーズ、終わり方もまあ定番でよかったんじゃないですか、という印象。最後が館の爆発で終わるのは、江戸川乱歩の『少年探偵団』だねえ、というのはもうロートルの感覚。もちろん生死不明のキング・ハデスのおっちゃんや、これは確実に生きてるケルベロスが再登場する可能性はあるわけだが、もうこれでキリよく終わってほしいね。 それはそうとキュウ君の旧姓は分からずじまい。読者の想像におまかせ……って、ストーリーの本筋と何の関係もないそういうおまかせは意味がないよ。で、次の連載もまた『金田一少年』なわけだが、時代的にはもうひ孫の世代でおかしくなくなってるのに、まだ続けるんだから、全くお前は『ルパン三世』か、と言いたくなるね。
2002年10月20日(日) クレーマー・クレーマー(^_^;)/『COMAGOMA コマゴマ』3巻(森下裕美)/『フルーツバスケット』10巻(高屋奈月)ほか 2001年10月20日(土) 泣くなしげっちゅ/『眠狂四郎』1巻(柴田錬三郎・柳川喜弘)ほか 2000年10月20日(金) カシューナッツと水木の世界とパーティと/『大熱血』(島本和彦)ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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