むかし、むかし。 アタシがまだ中学生だったころ、出会った本だった。 その本は、ぶっちゃけキツいことばっかり書かれていた。
最後の巻まで、結局キツいことばっかり書いてあった。 しかも、前のシリーズと一緒でちょっとだけ不透明に終わった。 その本は、【未来決定論】というものを前提において 話を作っていた。 【未来決定論】っていうのは、 未来はすでに決まっているってこと。 何をしても、すでに決まっていたことをなぞっているだけってこと。 『アカシックレコード』っていう、 概念上の記録媒体にすべてが記録されてるらしい。
あの人は、「銀河は五次元のビーカーの中にいるのかもね」と言った。 冗談の口調だったけど。
ぷすぷすぷすぷす・・・・ 頭から、煙出てまふ・・・・
未来って決まってるのかな? アタシがここに生まれたことも、全部決まってたことなのかな。 じゃあ、いつかアタシが消える日も、決まっているのかな? 人は有限の存在だから、いつかは消えてしまうんだけど…… でも、【アタシ】っていう存在は物質じゃないかも?
ぷすぷすぷすぷす・・・・
未来が決定してるって論があるから、 未来は決まってないって論もある。 【未来非決定論】っていう。安直。 すべての可能性の数だけ世界があるってことらしい。 えーっと、パラレルワールドの考え方だよね。
でも、一つの枝の運命はじゃあ決定論なのかな? うにゅ〜、やっぱりよくわかんなくなってきた。 とりあえず、ELは一つの未来しか認識できないんで、 どうでもいいです。
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