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2005年07月13日(水)
美容師さん・・続き・・。

よくわからなくなりそうだった。
だけど彼は確かにそこにいて
あたしに屈託のない笑顔を振り巻いてくれた。

忙しい土曜日だったにもかかわらず
いちいちあたしたちのテーブルまで来て
かまってくれた。

「似合ってる?」とか
そんなたわいもない話をしながら。


料理は予想以上においしくて、
あたしもぺんちゃんも
満足して帰った。

あたしとぺんちゃんは
その後いろんなところをぶらぶらしながら帰り、
結局うちにお泊りすることになった。

2:15

彼が仕事を終わるのを見計らって電話をした。

彼と電話したのは15分間。

途中で電池がなくなり、
切れてしまった。


デートしようねという漠然とした約束だけをとりつけて。

日程なんて決めてない。

ただ、目的地は古くなった水族館だということは決めていた。


あれから4日まだまだ具体的な話は決まっていない。

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収録の日、何度もデートしてたのに現場で会うとやっぱり違う人みたいだった。

なんていうか本当に向こう側の人なんだなぁと
思い知らされた気分。

それまでは結構近くの存在の気がしてた。

その日はあたしもばたばたしてて
自分の忙しさでいっぱいいっぱいでだったのだけれど、
ロケバスの中にいても
外にいても
鈴木さんが後を追って来てた。

ロケには女の子たちがたくさん来てて、
黄色い声をしきりに上げていた。

「いいの?ファンサービスは?」
ときくと
「ここで十分サービスしてるやん」
といわれてしまった。

ありがとうといって背中を向けると
不意に抱きつかれ、
一瞬固まってしまった。


今はお前が一番だから。


何十人に言ってきたかわからないせりふを吐かれて
心地よくもあり、異常に冷静になっていた自分もいた。

どうしてなんだろう。

ほしいものがあるときにはまったく手に入らなくて








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