ワタシに対して芽生えた愛情について。 何度も、「不思議」という言葉を使っては、 全身でそれらを表現するようになったゴリさん。
キスやハグ、sexや言葉、
猫っ可愛がりとはまさにこの事なんだろうなと思う。
おそらく、今まで彼は遠距離恋愛の経験しかなく。 おまけに仕事が忙しく、折角会えるはずの休日も返上で。 コミュニケーションと言えば、電話かメール。
つまり、「彼女」という存在と濃く、 たくさんの時間を過ごしたことがなく。
また、喧嘩しては仲直りするという 普通に付き合っていれば、ごく当たり前のように起こる事も 距離が離れた付き合いをしてきたぶん、 普通に顔を突き合せれいれば解決する些細な事も。 どんどん悪い方向へ突き進み。 気がついたら修復不可能、と言うことも多かったようで。
そんな彼の中で、喧嘩=別れという認識が出来てしまい。 余計に、「彼女」を怒れなくなってしまったと、言っていた。 自分の感情を、あまり出せなくなってしまったと。
だから、ワタシと初めて喧嘩したときも。 彼の中では、「別れ」を意識したそうで。 仲直り出来た事が、 ・・そして、初めて、「彼女」という存在に、 自分を出して、怒った事。
彼の中では、衝撃的だったらしい。
ゴリさんの頭の中で、 「たまたま」近距離恋愛相手が「ワタシ」だったという認識ではなく。 「ワタシ」だから、今の濃ゆい付き合いが出来たんだという。
一方、そんな表現で体当たりされ続けているワタシはと言えば。 何かとても大層で。誇張され。過大評価だと如何しても思ってしまうし。 其処から愛情が生まれている、という気がしてならない。
恵まれてると思う。 愛情を沢山もらっていると、思う。
が、愛情表現がどんどんオーバーになればなるほど。 ワタシの中で危険信号が鳴り響く。
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