目が覚めて。 まだ夢の中にいるゴリさんの斜め上から。 カーテン越しに朝の光が射していて。 めくらなくても「いい天気」な事に満足する。
シイナさん。最近あまり体調がよろしくないため。 朝は大抵、上がりすぎた体の熱と、 やや足りない血を感じての目覚めで。 鬱々とする日々が続いているのだけれども。
週末、ゴリ邸で迎える遅めの朝は、 たっぷりな睡眠時間と、ゴリさんの体温とで 思わず抱きついてしまう。 自分でもアホだろと思うほど、私はゴリさんにやられている。
ただ、キスの時間と回数が長いのは閉口気味。 いやもちろん、君には言えないんだけどさ。
ただ抱きしめて匂いを嗅ぐだけで十分なんだ。 でもそれをすると、結局剥がされてキス>>汗かきへ移行する。
落ち着け。
猛獣をあやすように背中をトントンと叩きながら 無理やりに始まりそうになる行為そのものから逃げてみる。
朝なんだよ、いい天気なんだよ。 あまりにもその行為をするには不釣合いだよ
そう言ってアタシが君の体を押し返すと、
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