戯言 目次|過去|未来
優し過ぎて その優しさは 時にあたしを苦しめた あたしは 君のその優しさに ずっとずっと甘えてきた 君を忘れなくてはいけない時も 君は優しかったから あたしはその優しさに甘えた どうにかなると思った 君の優しさは あたしを突き放す事は無いと そんな事は 出来ないだろうと そうあたしを 自惚れさせた でも君は 本当の優しさも知っていた 君の本当の優しさは あたしを 突き放した 冷たく それは残酷すぎるように見えた だけど それは君の 何よりもの優しさだった 最後に君は 一番の優しさを あたしに見せて そして あたし達の 日々は終わった
藍音
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