8月6日の広島の原爆の日に続いて、今日9日は長崎の原爆の日になる。 私は戦争を知らない世代なので、そのときの状況がどんなだったか まったくわからない。6日に落とされた原爆のことを 長崎の人が知っていたのか?東京や北海道の人は知っていたのか? 玉音放送を聴くまでの間、日本国民はどこまでの情報を知っていたのか。
広島の原爆の日にテレビに向かって 「8月6日は何の日かしってるかい?と、子供達に聞いても 知ってる子が一人もいなかった・・・」 と寂しそうに話していた老人がいた。
元巨人軍の張本選手も被爆経験者だそうだが、思い出すのがつらくて ずっと話さずに暮らしてきたそうだ。 だが、これからは話して行こうと決めたらしい。 あんな事は2度とあってはいけない・・・という強い思いが 話す決意につながったようだ。
話を聞いたところで、まったく共鳴しない人間もいれば 激しく共鳴してしまう人間もいると思う。 そんなことは自分に関係ないと思うか 明日はわが身かもしれないと思うかは、千差万別、 人それぞれだと思う。
それでも知っている人は知らない人に話す、教えるという事が とても大事なことだということを強く言いたい。 聞いてもらえないかもしれない人たちに話すことは 時に自分が傷ついてしまうかもしれない。 でも、そこであきらめてしまわずに、経験を語って欲しいと思う。
そして一人でもいいから「戦争はいけない」って思ってくれたら それが更なる平和への1歩になると信じたい。
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