ボランティア


 過去 : 未来 : メール 2007年07月04日(水)


私はここ数年中学校で勤めているが非常勤講師であり、授業に対する時給でお金を頂いている。

最近時数がどんどん減ってやばいことになっているが、それも仕方ない。


今では週3日出勤の7時間ほど。

それでもやらなければいけない仕事はそれ以上にある。

テスト作ったり、採点したり、ノート見たり、授業のプリント作ったり・・・


トマト農家やレジ打ちの時給に比べたら確かにいいかもしれない。

わかってはいるけれど、時々やりきれない。

昨日は私は全く授業がない日だった。

校長先生が

「英語の少人数教室の掲示を何とかしてくれないか。」





そうだ。


次の日は教育委員会の人の学校訪問だ。



私は自分の家にあるいろいろな国のポスターや掲示用アルファベットを持って学校へ行った。

もちろん、授業じゃないのでお給料をいただけるわけじゃない。



8時30分に学校へ行って12時半までかかった。




事務のおっさんが

「今日は授業ないんか?」

と言った。

「そうなんですよ。今日はボランティアワークですよ。」

と笑って答えると






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は?


耳を疑った。


今まで何でも自分の仕事じゃないと思われることでもやってきた。


ちょっと人使いの荒い学校だなと思っても、人が足らないんだから仕方ないと思ってやってきた。




思わず


「それは失言ですよ。○○さん。」


久間さんじゃないけど辞職してもらえません?





何となくそれから仕事をする気力が失せてしまった。







ダーリンにその話をした。

ダーリンも同じような体験があった。

彼のクラスの掲示物はいつも目を引くものがある。

アイデア一杯で他のクラスとは違うことが一目瞭然だ。




ある日、クラスの子が

「先生ってさー暇だから掲示物一杯作ってんでしょう?」


「お前そんな風に思ってたのか。じゃーたくさん通信出してるけど暇だから出すのだと思ってるのか?」



「うん。暇なんでしょ?」




私ならそこで腹を立てるところだが彼は



「あいつはやっぱりどっか変わってるんだよなー。」


と笑っていた。







私も彼を見習わないと。


「やってやったって思わないこと。」



ハイ  ワカリマシタ・・・

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