勝負できない教師 |
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過去 : 未来 : メール | 2009年01月23日(金) |
授業中に内線がなった。 「すみません。Iですが女子4人ちょっと話をしているので授業行きませんのでよろしくお願いします。」 I先生からだった。 へぇ。 またかよ。 結構、学校で何か問題行動があったりするとすぐに指導を入れたほうがいいと判断された場合、授業を受けさせないことがある。 例えば、今時で言えば差別に始まるイジメ問題であったりとか、生きる死ぬ・・・とかのことであったり。 授業を終え、休み時間に職員室に戻るとI先生もいた。 「どうしたんですか?」 「あ〜。すみません。全く指導が入らんもんで・・・」 は? I先生、講師経験はあるので20代後半だが3年目の女性の数学教師。 今年初めて担任をもって10キロくらい体重が落ちたという。 まだ、十分平均以上の体格ではあるが、いろいろと苦労があるようだ。 今回は生徒に 「そんなにゆっくりしている場合じゃないでしょう。」 と、彼女達の動きを注意したところ 「先生だって何もできとらんやん!」 から始まり、その女の子4人から猛攻撃!!! それから延々と彼女達の不平不満を1時間聞いたらしい。 そして何も言い返すことが出来なかったI先生。 「あの1時間は私のための時間やったんかな。」 ぉぃ お前、そこで何も生徒と勝負しんかったかいっ。 明らかにI先生は次の授業をさぼるための口実に使われただけなのに気付かなかったのだろうか。 私はその時間に彼女たちが自分自身のことに気付くように話さなければなかったと思う。 でも・・・・彼女には無理なんかな。 確かに、時に 「お前には言われたくないよ。」 っていう先生はいる。 一生懸命なようで、よく見るとそうじゃない。 私から見てもI先生はそういう人だ。 |
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