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結婚式 - 2007年05月13日(日) クラリスの結婚式はものすごく素敵だった。 花婿のパパの腕を取って入って来たクラリスはお日様みたいないっぱいいっぱいの笑顔で輝いてて、わたしはもうそれだけで涙がこぼれてしまった。結婚式はフォーマルなところはきちんとフォーマルだけどあとはジョークだらけで笑って笑って、それはあの明るいクラリスそのものだった。 クラリスが住んでた街はわたしたちの教会から車で5分ほどのとこだったけど、クラリスが選んだ教会はクラリスの街の小さな教会で、ミニスターにクラリスが選んだのはわたしたちの友だちパスターのドゥリューだった。わたしたちのあのだだっ広い教会とパスター・ピートのミニスターじゃあんなふうにほのぼのあったかい笑いでいっぱいの結婚式になんなかったかもしれない。わかんないけどな。パスター・ピートもジョークばっか飛ばすパスターだから。 あの教会はとてもかわいくて、地下のお部屋で開かれたブライダル・パーティもとてもコージーでなごやかで、クラリスはみんなを笑わせてばかりいて、何もかもクラリスらしかった。 ジェイソンが選んだわたしのドレスは、わたしの第三候補のバーガーンディーのタイトなドレスだった。裾がアシメントリーに少しフレアーになってて、細い肩ひもとV字の胸のラインが首の線を綺麗に見せるんだってさ。足の骨を折る直前に買って以来、一度だけタンゴ踊りに行ったとき着ただけのドレス。唯一持ってる「高級ジュエリー」の母が昔買ってくれた真珠のネックレスをつけたら、「ダメダメ。せっかくのシンプルさが台無しになる。Less is more。知ってる?」って却下された。髪もアップにしたかったのに、シンプルにただ降ろしただけがいいんだってさ。靴は黒のシルクのを履きたかったのに、「いい靴だけどバツ。バーガーンディーの靴持ってないの?」って却下された。「ある。持ってる」って取り出した、ちょっと前に衝動買いした20ドルの安物。フェイクのスエードのバーガーンディーが不思議とドレスの色にぴったり。スタイルもぴったり。スキニー・ジーンズに合わせて履こうと思って買ったのに。買っててよかった。 さすが写真家だな、ジェイソン。スタイリストにもうるさく注文つけるんだろうな。バッグもジャケットもうるさく選んでもらった。なんかそういうの、すっごく嬉しかった。 バーガンジーの細い3インチのハイヒールは80’s踊ってるときもヒップホップ踊ってるときも、クラリスにベリーダンス踊らせて自分も一緒に踊ってるときも、リックとサルサ踊ってくるくるターンしてるときも全然平気だったのに、クラリスとグルームのミックをお見送りして自分の車に向かってる途中突然足がジンジン痛み出した。 今日はスニーカーを履いて教会に行く。 ジェニーはアルーバに旅行に行ってていない。母の日だからみんな教会終わってからすぐうちに帰っちゃうし、わたしはひとりでランチも食べずにお決まりの教会のあとのグローサリー・ショッピング。ジェイソンの好きなアリゾナ・アイスティーの1ガロン入りをふたつも買って帰ったら、うちにまだふたつあった。 またジェイソンにうるさくドレスと小物を選んでもらって、おしゃれなスーツを決め込んだジェイソンとふたりで高級レストランとかに行きたいな。問題はふたりとも高級レストランなんかに興味ないこと。やっぱジェニーの結婚式待つしかないか。 -
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