Save the last dance for me - 2008年01月25日(金) 着いたらライブ演奏のバンドが準備をしていて、みんなフロアに立っておしゃべりしてた。急いでコートとセーターを脱いでコートラックに掛けて、ブーツと靴下を脱いで椅子に座ってダンスシューズに履き替える。靴のベルトを締めながら、ジョスの姿を見つけた。ジョスもわたしを見つけてくれて、わたしのところにやって来て「ハイ」ってほっぺたにキスしてくれた。ライブバンドの演奏が始まったのに、まだわたしは片足につき3本のベルトを合計6本締めている途中で、ジョスは話していた女の人と踊り始めた。 やっと靴を履き終えて立ち上がったらジョーおじさんがわたしに手を差し出した。曲の途中から入って、ジョーおじさんは相変わらずジョークばっか飛ばすからわたしはゲラゲラ笑いながら踊る。ジョスの居場所を気にしながら。2曲目が終わったとき、ジョスはうんと遠くにいた。ジョーおじさんに「またあとで踊ってね」ってフロアを降りた。隣にフランクがいた。フランクに手を取られてフロアに戻る。わたしはまたいつかのように足を踏まれないように、思いっきりステップを大きく踏みながら踊る。びっくりした。フランクはやっぱり上手い。フロアを大胆に横切りながらパワフルにリードされて、ああ、わたしこの踊り方が好きだったんだ、って夢中になった。また続けて2曲フランクと踊り終えたら、そばにジョスがいた。手を伸ばしてくれるジョスのところに行きたかったのに、「もう一曲彼女と踊っていいかな?」ってフランクは図々しくジョスに聞いた。「もちろん、どうぞ」ってジョスは微笑んで行っちゃった。フランクと踊り始めたわたしはジョスの背中に向かって言う。「ジョス、この次ね」。 いつになったらジョスと踊れるのかなあ今日は、って、わたしの頭にタンゴの音楽とちぐはぐに歌が流れ出す。 So darling, save the last dance for me. So darling, save the last dance for me.... 曲が終わるとすぐに「ありがとう」ってフランクの腕から離れて、わたしは待っているジョスに走り寄って首に飛びつく。「やっとだ!」って言ったらジョスは笑って両腕をわざと大げさにスタートのポジションに挙げた。 こんなに早くダンスに誘ってくれると思わなかった。今週末は娘たちが来る週だからって昨日言ってたばっかりなのに。初めて行ったダンスホールは天井と柱がすごくエキゾティックにデザインされた素敵なところだった。たくさんジョスと踊って、たくさんほかの人とも踊って、朝4時までのパーティだったけどふたりとも明日仕事だから1時には出る。 ジョスはうちまで車で送ってくれて、「ちょっとだけあがってっていいかな」って言った。カモミールのお茶をいれてあげて、アラビックの音楽をかけてふざけて踊る。少しイズラエリが入ってるジョスはアラビックの音楽も好きでベリーダンスも踊れるんだ。途中でアラビックの音楽でタンゴを踊ったりもした。 わたしのアパートはずっと探してたハイシーリングとハードウッドフロアで、ずっとそれを探してたのはうちでダンスを練習したかったから。こんなふうに誰かとここで踊ることなんか予想してなかった。ダンスシューズを履いてないわたしは小さくて、6フィートの背の高いジョスにうんと背伸びして抱きつく。ジョスの腕の中で踊るのが好きだ。ジョスの大きな手が好きだ。ジョスが抱き締めてくれるのが好きだ。ジョスと踊るのが大好きだ。それから。 You can dance every dance with the guy who gave you the eye, let him hold you tight. You can smile every smile for the man who held your hand ’neath the pale moon light. But don't forget who's taking you home and in whose arms you're gonna be So darling, save the last dance for me. 今、この歌がとても好き。 -
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