やるきまんまんの日記
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2007年10月14日(日) |
今週の見通し・為替 円相場、やや軟調に推移 |
今週の円相場はやや軟調に推移するとの見方が多い。国際金融市場が落ち着き始め、ヘッジファンドなどが低金利の円を売って高金利通貨で運用する意欲を強めているためだ。もっとも、19日にワシントンで開く7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を前に、金融当局者の発言などで振れやすくなる可能性もある。市場参加者の予想は1ドル=116―119円程度に集まっている。
米経済に対する過度に悲観的な見方が弱まり、ドルを買い戻す動きがみられる。米国では地区連銀経済報告(ベージュブック)や9月の鉱工業生産、住宅着工件数など景気の足取りを確認する上で重要な材料の発表が相次ぐ。米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げ観測が根強いものの、内容によっては金融政策の方向性を巡る市場の観測が大きく変わる可能性がある。
ユーロ高の進行を警戒する市場参加者も多い。G7が近づくにつれてユーロ圏の財務相らによるけん制が強まるようだと一時的にユーロ売りが進んで、円が下げ渋る場面もありそうだ。
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