やるきまんまんの日記
DiaryINDEX|past|will
2008年04月13日(日) |
今週の見通し・為替 円相場、米企業業績を見極め |
今週の円相場は米国の企業業績や景気減速感を見極める展開か。11日の7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が市場安定化に向けた連携を確認し、金融不安への懸念はひとまず和らぎそう。米系企業の決算発表を控え、依然として警戒感はくすぶる。市場参加者の予想は一ドル=100―103円台が中心だ。 G7会議の共同声明は為替相場について急激な変動を懸念するとしたが、ドル買い戻しが進むとの見方は少ない。一方、銀行の資金繰りリスクを管理する監督指針の見直しなど、金融システム問題では協調姿勢を強く打ち出した。「信用市場の回復に向けた第一歩になる」との声もある。 目先の焦点は金融機関など米大手企業の1―3月決算の発表。主要企業の業績が大幅に悪化すれば、米景気の後退局面入りに対する懸念が強まりそうだ。 景気後退の公算が大きくなった場合は、月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて米政策金利の利下げ幅に市場の関心が集まる。日米金利差がさらに縮まるとの観測から、円買い・ドル売りが加速する可能性もある。
|