手に入れたのは 新しい鍵 それとスコープ睫毛で帳が降りるように滲んで拡がるその哀しみ私は 人生の暇を埋めるためには人に会えないからいつも いつもいつも いつも選んで行く目の前に屍が転がっても乗り越えてくように続く長い回廊響くはその弦の音遠いあの高鳴り掌に鍵を握る鍵穴を持つものを 探す明日の鐘の音を聞き終わるそれは 今日の始まり