ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年11月26日(火) 踏んだり蹴ったり

久しぶりに雨の一日。土砂降りの時間帯もあった。

夕方には止み一番星が見えると何とほっとする。

明日からしばらくはまた冬晴れの日が続きそうだ。


職場のすぐ近くに2本の銀杏の木があり

今朝は雨に打たれながらも輝くような黄金色であった。

以前は休憩時間に散歩をすることもあったが

今は到底無理である。写真を撮ることも出来ない。

車で通りすがりに仰ぎ見るだけになってしまった。


やがてはらはらと散り始めることだろう。

裸木になって北風に煽られながらすくっと立つ姿が目に見えるようだ。




ずっと働きづめだった義父が今日は休みを取っていた。

雨で農作業も出来ずお忍びで何処かに出掛けていたようだ。

あれこれと詮索をしないこと。余程のことが無い限り電話もNGである。

81歳の義父にもプライベートがある。自由奔法に過ごすことだ。

しかしとても一人とは思えず例の女性の顔が真っ先に浮かぶ。

同僚も同じことを考えていたらしくついつい噂話になってしまった。

老いらくの恋であろうか。まだまだ一花咲かせられるのかもしれない。

とにかく要らぬ口を叩いてはならない。好きなようにさせてやりたかった。


降りしきる雨に戸惑いながら随分と早く2時に退社する。

眠気もあり早く帰って炬燵で横になりたくてならなかった。

サニーマートで買い物を済ませ3時には帰宅する。

今日は娘が臨時の休みになっておりとても助かった。

台所の流しも綺麗に片付けてくれていて洗濯物も畳んでくれていた。

思わず「天国みたい」と夫に嬉しさを伝えずにはいられない。

早速炬燵に足を突っ込み30分程うたた寝をする。


同僚から電話があり私が帰ってから陸運支局の抜き打ち監査が来たらしい。

コロナ禍前は毎年の事だったがここ3年程遠ざかっていた。

社長であり検査員でもある義父が不在ではどうすることも出来ず

また明日出直して来ると言って帰って行ったそうだ。

こればかりは義父に知らせなければならず電話をしたが繋がらない。

いったい何処で何をしているのだろうと思わずにはいられなかった。


日が暮れてからやっと連絡が取れたが義父も焦っている様子である。

書類の不備はないと思うのだがあれこれと気になることが多かった。

とことん調べられたら不都合なことも無きにしも非ずである。

最悪の場合は罰せられ指定工場の取り消しになる恐れも考えられた。

「まあ明日のことよ」と義父を宥めて電話を切ったが

きっとなんとかなるだろうと思って明日に備えたいと思っている。


月末の資金繰りもままならず踏んだり蹴ったりであるが

くよくよ思い詰めていても何も変わらないのだと思う。

「何だってかかってこいや」ここは強気で乗り切るしかない。


私はそれほど強くはないが強くなろうとする「こころ」を持っている。




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