連日の夏日となりすっかり初夏の陽気であった。
明日は少し気温が下がるとのこと。
少しでも快適に過ごしたいものである。
庭先のチューリップの花が終わり寂しくなった。
今朝は鉢ごと見えなくなっており不思議に思っていたら
娘が庭の隅に移動させており来年に備えていた。
以前には球根を掘り出していたがそのままが良さそうである。
そうして生きている命をそっと見守りたいと思う。
朝のうちまた2時間ほど眠ってしまい9時半に目覚める。
10時にダイハツへ車を引き取りに行く約束をしていた。
さすがにディーラーである。故障個所は完璧に直っている。
やはり乗り慣れた愛車が一番だなと嬉しかった。
少し遅れたが次はカーブスへ向かう。
冷房が効いており扇風機も回っていて快適である。
薄っすらと汗をかいたが扇風機の風が何とも心地よい。
昼食後は美容院へ。お昼なら空いているだろうと思った通り
直ぐに順番が来てカットとカラーをしてもらう。
ぼさぼさの白髪頭が見違えるようになった。
美容院へ行くと生まれ変わったような気分になる。
2ヶ月ごとなので2センチの憂鬱があったのだろう。
帰宅するなり倒れ込むようにまた眠る。
何と目覚めたら4時半になっており我ながら呆れ返る。
夫は私以上に呆れており「異常だ」と苦笑いしていた。
朝の2時間を合わすと5時間も眠っていたことになる。
洗濯物を畳み終えるともう夕食の支度であったが
娘が率先してやってくれて大助かりだった。
持つべきものは娘であるがそのうち新しい仕事も決まるだろう。
身勝手なことだがずっと家に居てくれたらと願ってしまう。
6時からダンス教室があり娘とめいちゃんが出掛けて行った。
夕食は帰ってから食べるそうであやちゃんも待っている。
もう慣れてしまったのだろう。空腹を訴えることもなかった。
静かな夜である。なんだか気が遠くなってしまいそうだ。
こうして書きながらも煙草ばかり吸っておりどうしようもない。
おそらく死ぬまで吸い続けることだろう。
毎朝の詩は自己満足に過ぎずそれでも書かずにはいられない。
いったい私は何処に向かっているのだろう。
心細くてならないが書きながら死ねれば本望に思う。
見届けてやらねばならない。あがくように咲いてしまった花である。
無名
名も知らぬ花であった 丘をたんぽぽ色に染め 若草と寄り添っている
優しい風に吹かれていると 何故かぽろりと涙がこぼれ 死んでしまった母をおもう
燕が飛び交う空であった その青さに心が救われる 空はどこまでも広いのだ
名が欲しいのではない ただ見つけて欲しいと願う ささやかな春である こんなにも生きているのに
踏まれてはならない 千切られてはならない
鏡のような空に映る かけがえのない命であった
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