レッスンログ - 2004年09月22日(水) さてと。 この一週間、おーちゃんは移弦のトワイライトゾーンに 見事に翻弄されていた。 弦にあわせて弓の角度をカクっと変えるってのがイマイチ理解できないらしい。 弦を移らなきゃっていう気持ちが先走って、角度が変わる前に弓を滑らせてしまうので 5種類くらいの音がほげほげと混じってしまう。 わかる、わかるなぁ、その先走る気持ち。 私だっていまだに移弦の時は 「移弦だ!次は移弦だ!!音が混じらないようにしなきゃ!!!」 と、めっちゃ構えるもんなー・・・。 <おーバヨレッスン> 「いきなり音階の練習で大丈夫?」 と確認されたおーちゃん。何が「大丈夫?」なんだかわかんないけど、 一応ウンって言っとくか、みたいな返事をして、イ長調の音階練習。 「ラーシードーレー(ここで移弦)ミーファーソーラー」 「ラーソーファーミー(よっこいしょ)レードーシーラー」 てな具合に、おーちゃんの気持ちがダイレクトに伝わってくるような音であった。 でも、家での練習のときからは見違えるほど上手な移弦! 愛先生も 「おーちゃんすごい!上手だねー。」とほめてくださり、 おーちゃんもテレながらご機嫌(*^ ^*) 私もびっくり★であった。 次の「ラシドーシドレードレミーレミファー・・・」と上がって 「ラソファーソファミーファミレー・・・」と下がってくる音階練習では、 A線とE線を行ったりきたりする「ドレミーレミファー」と「ファミレーミレドー」 の部分で相当悪戦苦闘したものの、 やっぱり家での練習より上手。 先週のレッスンからの上達ぶりは親の贔屓目なしにもすばらしかったと思う! いつのまに出来るようになったのだろう? いや、不思議。 で、さっそく<ぶんぶんぶん>を弾いてみることに。 イ長調で書かれているので「ミレド、シドレシラー」と、しょっぱなから移弦。 ♪おいけのまわりにのばらがさいたよ♪ の部分でも、八分音符で移弦が2箇所。 移弦を練習し始めの幼児には難しすぎやしませんかー? とハラハラするも、おーちゃん、がんばって弾きました。 さすがに一発花まるってわけには行かなかったけど、 先生も「いやー、おーちゃん、すごいね。たくさん練習したの?」 とちょっと驚いてくれていた。 それでも、ボーイングのチェックをされたり、 テンポを正されたりと、いろいろな課題をいただいたレッスンだった。 よし。この調子でつっぱしれ!おーちゃん!! 今日の宿題:イ長調の音階練習 <ぶんぶんぶん>下げ弓・上げ弓に注意し、テンポに注意して 急がずに弾く。 あと4曲くらいレッスンしたら、子供用じゃない緑の教本になるよ、 と先生がおっしゃった。 それってスズキメソッドかな?篠崎かな?楽しみ〜。 <ママバヨレッスン> 娘がここまで上達したんだ!私もがんばらねば!!と気合が入るレッスンだった。 いつもどおりニ長調の音階練習からスタート。 特に直されるところもなく、<むすんでひらいて>へ。 この曲、何が難しいって、4番の指が・・・届かない(ToT) 私、生まれつき小指が短いのだ。 普通小指とは、隣の薬指の第一関節あたりまでの長さがあるものらしいのだが、 私の小指は薬指の第二関節あたりまでしかない。 先週のレッスンで 「先生・・・わたし、小指が短くて4番が届きにくいんです・・・」と泣きついてみたのだが 「あ、ホントだ。でも、小指の長さに頼るよりも手の甲の筋を伸ばすようにがんばってください。」 とさらっと流された。 ああ、小指が短いっていうのは言い訳にならないのねぇぇぇ・・・。 で、1週間左手がつるような思いで練習してみたが、やはり思うようには弾けず。 ものすごく緊張して<むすんでひらいて>を弾いてみた。 あら?弾けた!おーちゃん同様、いつの間に弾ける様になったの?!って感じ。 でも弾き終わるとなんだかすごく苦しい。 「!!上手ですねー。休み中、すっごく練習しました?いや、びっくり!」 と絶賛され、「もう一度、今の調子で弾いてみてください。」と促された。 で、もう一度弾いたのだが、やっぱり弾き終わると苦しい。 「はーーーーーー!!」とすごい勢いで息を吐いている自分に気づく。 あ、私、弾いてる間息を止めてたんだー。 弾き始めに深呼吸して、吸ったところでとまっていたらしい。 なんとまぁ、情けない。 <むすんでひらいて>ごときでこんなに緊張してどうする、わたしよ。 それでもなんとか花まるを頂き、スラーの練習へ突入。 スラー、案外簡単だったのよね。 移弦の時よりずっと簡単。 スラーでの音階練習も一発でOKをいただいたし、楽勝楽勝♪ ・・・なわけないじゃん!!! そりゃ、ぜーんぶスラーで弾くんなら簡単なのだ。 でも、曲中のところどころでスラーがあると、そりゃーもう移弦の数倍難しい!! なんか、やってるうちに頭がこんがらがるのよね。 今までは一音一音弓を上げ下げして弾いていたのだが、 スラーがあると、スラーでつながってる音をすべて上げ弓か下げ弓どちらかで弾きつくす。 音をつなげなきゃ、っていう右手の意識と、何の音を弾くかっていう左手の意識が 頭の中で交差して、もうぐちゃぐちゃ。 頭真っ白状態で、でも何とか音だけが出てるという妙な感じだ。 スラーの練習曲では、私もおーちゃんと同じ<ぶんぶんぶん>を弾いたのだが、 ・・・・。曲の仕上がり具合からいうと、おーちゃんの方が上だな。 「せ、先生。もー脳みそがいっぱいいっぱいです。」と訴えたら、 「そうですか?慣れたらぱぱっと弾けそうですよ〜。」とおだてられ、 かわされた。 もー、先生、案外冷たいんだから〜。 ・・て、うまく弾けない私が悪いんだった。・・慣れ。そう、慣れればいいんだ。 チャイコフスキーの<「セレナーデ」より>も弾いてみたが、 やっぱり頭は真っ白で、両腕だけが勝手に動いている状態。 「うん、やっぱり弾きこめばすぐにコツをつかめますよ。大丈夫です!」 と励ましてくださった。 はい。努力します。 ここでレッスンの時間が終了。 「そういえば、11月の勉強会の曲、どうしましょうか? やっぱりこの本の最後の曲あたりがいいと思うんですよー、どうですか?」 といわれた。 最後の曲とはウェーバーの<狩人の合唱>という曲だ。 もちろん移弦バリバリのスラーばりばり。 「せ、先生、これは・・・。」と逃げ腰の私に 「あと2ヶ月ありますよねー、レッスン回数にして8回。ウン、充分間に合います!!!」 とゴリ押しする愛先生。 思いっきり自信はないが、先生がそうおっしゃるなら努力してみよう!と腹をくくった。 根性だ!根性!!! 今日の宿題:<狩人の合唱>を弾いてみる。 余裕があったら<ぶんぶんぶん><「セレナーデ」より> を弾いてみる。 最後に先生が私のバイオリンで<狩人の合唱>を弾いてくださった。 ああ、ステキな曲。聞いたことはないかもしれないけど、狩人らしい勇ましい曲だ。 愛先生、やっぱりすごいなー。こんな風に弾けたらいいなー。 てなことで、これから2ヶ月間はこの練習一色だろうなー。 がんばろっと。 ...
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