まともなクラブやスナックには、 大きくふたつの「流れ」があると、K先生。
ひとつめは、 芸妓さんが現役を引退したり、 副業的にやっているお店。
ふたつめは、 クラブやスナックで働いていた人が、 自分がママとなってやっているお店。
ここまでは経験的にわかっていたけど、 ふたつめに、 大げさに言えば祇園の奥深さがあった(笑)
ある意味、ママとして「我流」でやっているお店と、 ママがママとして育てられたお店が。
先生に言わせると仮に「N」という名前にすると、
N出身のママがやってるお店はすぐにわかる。
絶対にお客のおつまみに手を出さない。
って。
それまで、 自分自身がおつまみを食べないから、 あんまりそんなことを意識したことがなかったけど、
言われてみれば、確かにそんなお店もあった…
なんとなく「底意地が悪い」とか「一見さんお断り」とか。 そんなイメージが先行してるけど、 ちゃんとしたお店は、ちゃんとしてる(笑) 「矜持」みたいなものがある。
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