遠雷

bluelotus【MAIL

ゆらゆら
2004年11月01日(月)

私の住んでいるところは、昨今の「大地震が来る可能性がある地方」リストには必ず名前が挙がります。今の職場になってから、もし仕事中に災害が起きたらなんとか歩いてたどり着ける場所にすんでいるHの所に転がり込めばいいかなと思った事がありました。別に、Hとそんな話をした訳ではなく、誰かと地震の話をしていたときにふと思いついた事です。そんなことでも、きっとHに話したら(不謹慎かもしれませんが)さぞ喜んだ事でしょうね。どんな状況だとしても私と一緒にいられる事に、また、私がHを頼ろうと考えたということに。

小さなことでもなんでも、思ったこと、話すべきことを、すぐ、話す。いろいろHを不安にさせたり怒らせたことの根本は、それが足りなかったということなのでしょう。何度も何度もけんかして、泣かれて、後悔したのに、結局なおりませんでした。

いまはもう、逃げ込む避難所が無くなってしまいました。「無くなった」のではありませんね。「無くしてしまった」です。思い出して、落ち込んでは、泣いたり楽になったりまた泣いたり。

今回の地震は、あまり人ごとではない状況でした。でも、私は、今日も生きています。



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